第856回
よこたかさんからのQ(質問):中国航空科技

いつも楽しく拝見させていただいています。
貴重なご意見をありがとうございます。

また、中国株についての質問で恐縮なのですが、
いろいろな業界のなかでも
企業ごとにはっきりと
浮き沈みが現れてきている業界が多くなってきている
と感じております。
そこで自動車業界のなかで
軽自動車をメインにしている中国航空科技ですが、
株価低迷しているので
ナンピンをかけるかどうか迷っています。
現場をご覧になった先生の
忌憚のないご意見を伺えれば幸いです。


■QさんからのA(答え)

個別の株について私が良いの悪いのと言う立場にはおりません。
自動車業界について言えば、
みんながこれから欲しがっているものですから、
依然として成長分野に当ります。
現に、他の業界からも、また他の国からも新しく参入して
自動車会社がドンドンふえてます。
その結果、昨年の後半から
自動車会社が値引き競争をするところに突入しました。
その影響を受けて、1社の例外もなくみんな業績も悪くなったり、
お金も儲からなくなっっています。
今後どの会社がよくなるかは、まだはっきり見えていません。

日本でもバブルが崩壊するまでは
どこの自動車会社が日本を代表する会社になるのか
わからなかったんです。
それと同じようなことが
いまの中国の自動車業界に起っていると考えていいと思います。
その中にあって、中国航空科技(アビチャイナ)という会社は、
もともと中国の飛行機会社が自動車に手を出したものですから、
飛行機の技術から見れば
自動車の技術はやさしいもので、会社の人も
我々は飛行機のレベルの技術を持っていますから大丈夫です、
と私に説明していました。

私が経営者たちに会った印象では
割り合いまじめな会社で技術も良いし、
安い小型車を作っていますから、
不況によるダメージは少ない方でしょう。
既に株価はかなり下がっていますから
底値圏内をウロウロしていると見ていいでしょう。


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