第931回
fwge5197さんからのQ(質問):教習所の生き残り

いつも大変参考になるお話をいただきありがとうございます。
私は自動車教習所に勤務しております。
この業界の現状は少子化の影響で
年々お客様である教習生が減少し、
過当な値下げ競争などの教習生の奪い合いが激しくなり、
自動車教習所本来の目的である、
安全な初心運転者の育成という
本来の目的からの逸脱という疑問を感じながら勤務しおります。

先生はこの業界についてどのように分析され、
今後他校との競争に打ち勝つためには
どのような対策を行えばよいと思われますか。
どうぞご教授のほどをよろしくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

自動車教習所という仕事は
まだ日本の国に自動車がなくて、
これからマイカーの時代になるぞという時にやるのが一番です。
もう日本国中で誰でも車の運転ができるようになったら、
あとは教習所同士の競争になるのは当然です。
そういう所で何かいい方法があるかというと、
一番いい方法はやめてしまうことです。

あなたはまだ若いのですから
もっと可能性がある仕事は何かというのを探して
その仕事をやればいいのです。
何も自動車だけが仕事じゃないんです。
ただし大抵の人はたったそれだけのことをやる勇気もなくて、
もしくは怠慢で同じことを繰り返しているんです。

仮に同じことをやりたいのなら、
中国ではいま1年に500万台ずつ車が増えています。
運転を勉強する人が
少なくとも1年に1千万人はいると考えてよろしいでしょう。
そういう所に行ってやることも考えられます。
この世に生まれてきて何も一つのことだけやらなきゃいけない
ということはないんですから、
もう少し勇気と元気を出して商売替えをやって下さい。


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