第932回
FOFOさんからのQ(質問):オーストラリアのアジア政策

精力的に活動されている先生のご様子をみて、
少しでも近づけるように心がけて生活しよう
といつも思っています。
さて、最近オーストラリアのアジア政策の変換を
強く感じることがありました。

先日、タイとラオスで仕事をしていた折、
偶然にも毎日のようにオーストラリア人と会いました。
話してみるとオーストラリア政府からの
派遣の国際協力の仕事だったり、
逆にオーストラリアへの留学の推進のために来ていました。
先ごろの「tsunami」への援助額が最も多かった国は、
アメリカでもなく、ドイツでもなく、日本でもなく、
オーストラリアだったことは、
かの国のこの地域への強い意志を感じました。

今後のアジアの発展の中で、
オーストラリアの役割及び影響はどう変化していくのでしょうか。


■QさんからのA(答え)

オーストラリアがアジアで果たす役割がどうなるかというのは
次の大きなテーマの一つです。
私はいつもどこかの国へ旅行に行きますと、
もし自分とかみさんと二人がここへ無一文でほっぽり出されたら
飯が食っていけるだろうか、と一応考えます。
オーストラリアへ行った時は
「インドじゃちょっと自信がないけど、
ここなら飯が食っていけるなあ」
と二人で話し合ったことがあります。

オーストラリアはイギリスで流刑にされた連中の
落ち着く場所だったんですけど、
その割には人のいい人がたくさんおりまして、
こんなに人が良かったら騙しやすいんじゃないか、
と思ったことがあります。
資源があって人口の少ないオーストラリアのような所は、
この半世紀あまり日本みたいな工業国にアゴで使われてきました。
石炭を売るのにも、鉄鉱石を売るのにも、また羊毛を売るのにも
売ってくれる国の顔色を見る必要があったのです。
しかし、これからは世界中の資源が不足する状態になります。
オーストラリアは資源のたくさん出る所ですから、
これから陽の当る地域に変わると私は見ております。

そうは言っても、普通の人は自分でオーストラリアに行って
鉄鉱石の鉱石を開発することができるわけではありません。
オーストラリアやカナダといった資源の宝庫は
これからみんなが出稼ぎに行く所になるんじゃないかな
と思っております。


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