第987回
■TMさん
からのQ(質問):立候補の理由

邱先生の著書「死ぬまで現役」を読み、
先生がかつて参院に立候補したあることを知りました。
一般庶民が参政権を得られるために
私たちの先祖が多大な努力をした事を意識して、
私自身は毎回選挙に投票に行く努力だけはしています。

先生はどのような思いがあって、立候補なさったのでしょうか?
独自の考えがあってのことがどは思いますが、ぜひお聞かせ下さい。


■QさんからのA(答え)

私が55歳の時に、
全国区の参議院に立候補したことがございます。
ほとんど選挙運動らしい選挙も出来ず、
かつ1月1日に選挙権を持っていなかったので、
自分も家族も皆、私に投票出来ませんでした。

まあそれでも15万票はもらえましたので、
私を支持してくれた人たちの中で、
「先生準備もなしに15万票も取れたんだから、
私は徳島の人間ですけど、
今から3年がかりで準備をしたら、
先生のために1万票くらいは徳島県で取ってさしあげられます。
先生は全国的に知ってる人が居るんだから、
その人たちに運動してもらえば、
50万票や100万票は簡単じゃないですか。」
と言われたことがありました。

でもカミさんが、もう1回やったら離婚する、
と言いましたので、
何もそれまでして、と言って辞めたことがあります。
何でそういうことを考えたかというと、
私は台湾の生まれで、
将来中国は必ず日本から借りたお金を返せないようになる。
その時に議会で
海外援助の委員会の委員長でもやっておれば、
多少は発言権があって、
中国に影響することが出来るんじゃないか、
と思ったんです。
中国が台湾をただ頭から飲み込む形じゃなくて、
台湾の人たちが皆喜んでくれるような
解決の仕方をやる手伝いができたらと思ったのです。

でも政治というのは「まつり」というぐらいですから、
お祭り気分でやらきゃいけないもので、
講演をしたら山のように人が集まるということだけでは
票が入らないことを思い知らされました。
ジャーナリズムに戻って一生懸命やりましたから、
影響力では議員さんには負けないと思います。


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