第1033回
■還暦前の青二才さん
からのQ(質問):靖国問題

邱永漢先生は靖国問題をどうお考えですか?


■QさんからのA(答え)

靖国神社の問題は微妙な所があります。
電車の中で足を踏んだ人と踏まれた人とでは痛さが違う
ということと同じことだと思います。
踏まれた人の痛みを理解すれば、
自ずとまた別の考え方があると思います。
ただ自分たちの主張をするだけでは
他の国の人は納得しないと思います。

国際間で上手く生きていくことを考えますと、
本当は謝っても別にたいした事ではございません。
外交問題を中心として物を考えるのか、
自分のプライドを中心としてだけ物を考えるのか
ということになると思うんです。
少なくとも日本のトップをやっている人だったら、
なぜ自分がそういうことをやっているかということについて、
相手に理解してもらえるように説明すべきです。
こういう問題は感情ではなく、
理性で対処すべきであると信じています。


←前回記事へ 2005年6月28日(火) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ