第1066回
■リンさん
からのQ(質問):資産形成に不動産は欠かせない?

Q先生、 おととし2月のQ友会にて先生がご指摘になられた、
オイル1バレル70ドルに、いよいよ近づいてまいりました。
またその際に、ヘンダーソンチャイナという銘柄を推奨されたので、
下げたときにまとめて購入しましたら、
最近になって、2倍の値段で売却することが叶いました。
ありがとう御座います。

さて、骨董の島津さんのコラムに思うところがございまして、
先生におたずねできればと思いました。
資産形成には、やはり不動産は欠かせないものなのでしょうか。
たとえば現時点では、上がったと言われる不動産価格、
上海と言えども東京に比べれば、かなり安いと思います。
よろしくお願い申し上げます。


■QさんからのA(答え)

石油が高くなる話だとか、
中国の不動産株が上がるだろうといった話は、
たまたま上手く当っただけのことで、
いつも当るとは期待しないで下さい。
ただ、私が興味を持っていることは
時代の動きがどういう方向に向うかということですから、
把握が正しければ、正しい結果が出ると考えていいでしょう。

不動産は今の日本のようにうんと値下がりしても
まだ、財産として重要な地位を占めております。
まして経済の発展する時は、
不動産を買うお金がどんどん増えますから、
値上がりは当然あることです。
でも日本と中国では
事情の違うことを考慮する必要があります。
中国はみんなして不動産を投機の対象にしますので、
一歩間違えると損をさせられる可能性があります。
私は逃げる時すぐ逃げられる株の方がいいと考えて、
株を買うことをすすめたんです。

中国の不動産が今後も
みんなの財産の大きな部分を占めることは間違いないと思います。
上海の不動産が高くなったと言ったって、
日本とは全然比べ物にならないほど安いんです。
ですから私はあまり怖がらずに買いますが、
上海の不動産の動きから見たら、
ここしばらくは下げに転ずることが考えられます。
むしろ、いままで上がらなかった北京や成都だとか、
あるいは広州といった所へお鉢が回って、
こちらが少し値上がりをする可能性があります。

しかし、中国の不動産はどこも同じ動きをいたしますので、
その辺の所を承知の上で、
損をすることもあるという覚悟があれば
財産の一部としてお持ちになることには賛成です。


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