第1112回
■旅人さんからのQ(質問):リサイクルか新品か

先生の本が好きで良く購入させていただいております。
先日も「お金持ちになれる人」をアマゾンで買いました。
購入画面で新品と並んで古本も選択出来たので、
どちらにしようかと非常に迷いました。
本自体は古本の方が安いのですが、
送料を考慮すると同じ金額なのです。
結局、資源のリサイクルを考慮して古本の方を選択しました。
届いた本は新品と変わりませんでした。

でも後から考えるとリサイクルでは先生に印税は入らないので
申し訳なかったかな?・・・と思いました。
リサイクルだと同じリソースで倍のお金が循環する計算になるので
社会的には正しい選択だったようにも思います。
先生ならば、どちらを選択されますか?


■QさんからのA(答え)

本の印税は印刷した分だけもらえますので、ご心配は要りません。
著者にとっては印税をもらえるようになるまでが大変なんです。
最近は新聞に
自分の本を出版するのをお手伝いします、
という広告がいっぱい載っています。
プロでない普通の人は印税どころか
本を出すのに自分でお金を出さなきゃいけないのですから、
私のように出版社に声をかけたら
すぐ承知してもらえるようになるまでが大変だと思います。

実際に私が初めて本を出版してもらった時は
その印税がいくらになるかということよりも、
とうとう自分の書いたものが本になったんだ、
という感激の方が先にたちます。
ですから本を枕もとにおいて寝たものです。
目が覚めるとまた開けてみて、
ついている紐がどうなっているかまで気にしたものです。

それが山のように積みあがるようになりますと、
印税がいくらなんてことはほとんど考えなくなります。
リサイクルだろうとなんだろうと、
私の本を読んでくれる人がおれば、
それなりに嬉しくなります。
私にとっては、あと残っている時間の方が大切ですから、
残った時間を力いっぱい生きるにはどうすればいいかの方が
気になります。
死んだ後のことまでは考えていません。


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