第1113回
■花鳥風月さんからのQ(質問):日本人の誇り

いつも興味深く読ませて頂いております。
今日本人の多くは世の中の色々な物に踊らされて、
自分達の進むべき方向がわからなくなっている人が
多いように思います。
中国や世界を学ぶ事は国際人として必要な事だと思うのですが、
日本にも高い技術力や世界に誇れる文化が有るはずです。
日本人はもっと今の日本を学ばずして国際人になれるのか疑問です。
日本人の誇りは外国人に嫌がられるのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

どこの国の人だってプライドを持っております。
そのプライドは個人的なものから
国家を一つの単位としたところまで及びます。
ナチスだってドイツ人がいかに世界で一番の国か
ということを強調していました。
でもそういうことを強調するようになったらおしまいですね。

日本の人は心の中でプライドを持っていても、
非常に謙遜の念があります。
中国の人と接してみると、
何でもうちが一番と言って自分の所の自慢をします。
日本の人と一緒になると、
まだ至りませんで、どうかよろしくご指導願います、
と頭を下げます。
そういうところが日本人を文化のある国民にしたのだ
と私は思っております。

日本人の誇りと日本人の謙遜はキモノの表と裏のようなものです。
それを「至りません」と言うと
本当に至らないんだと錯覚を起す
よその国の人もいないわけではありません。
その辺の所がなかなか難しいところで、
私に言わせると日本人は自分の本当に考えていることを
正確に相手に伝えるテクニックを
もっと身に付ける必要があるんじゃないでしょうか。


←前回記事へ 2005年9月17日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ