第1155回
■カゴの鳥さんからのQ(質問):どこまで任せるか

第454回に続いて、二回目の質問です。
いろいろ検討した結果、
世間に一周遅れで小規模介護施設を年初より運営しています。
経営は損益分岐点あたりをウロウロしています。
ここで困ったことは、
どこまで経営を現場の責任者にまかせるかということです。
先生は多岐に渡る事業の、売上や利益目標の設定、
従業員教育それらの進捗度のチェックなどを
各事業のトップに任せておられるのでしょうか。

また、事業責任者がやる気がでる仕組みとしては、
利益の一定比率分配など所得面の他、何かございますでしょうか。
事業は趣味、生徒から授業料をもらうのではなく
教えるこちらが支払う、とういう先生の度量も能力も、
わたくしにはありません。


■QさんからのA(答え)

仕事は自分で全力をあげてやるんでなきゃ
上手くいかないものです。
あなたが人にまかせてやってて、
自分は別のことをやってるんだったら、
その仕事が上手くいかなくても仕方がないと思います。

私の場合は、
その仕事はこれからの時代の仕事である
というのが基本にあって、
人を選んでやってもらうんですけど、
やはり一番間違えるのは人の使い方です。
その場合に別の人に変えれば済めばいいんですけれど、
私の場合は人を育ててあげようというのが基本姿勢ですから、
駄目な場合は仕事そのものをやめてしまいます。
もしそれだけの度量はないのでしたら、
人に任せずに自分で全力を尽くしてやるべきです。

私の場合は人にやってもらって、
その代わり損も自分がかぶる。
上手く行ってお金が儲かるようになれば、
仕事をやってくれた人に分け前をあげる。
そういうシステムですから、
もしかしたらあなたのそばに行くより、
私のところに来てくれた方が
ご本人にとってトクかも知れませんね。


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