第1194回
■チャントさんからのQ(質問):米国株のほうがいい?

いつも参考にさせてもらっております。
中国B株の指数とGDP年伸び率の推移の相関関係についてです。
一言で言って、外国人投資家にとって
中国のGDPの推移から、あまりにも逸脱したB株の推移
ということになるのではないでしょうか。

GDPは10年以上毎年5−10%伸びているわけですから
株価もしかるべき推移をたどって良いものが
そうはなっておりません。
特に上海B株は負の相関さえあると感じます。
これは、中国の信用リスク、政府方針変動リスクなどが
主要因と考えます。
ですから、我々外国人が投資できるB株のままでは
かなり慎重に投資する必要を感じます。
A,B株の一体化がなされてからなどでないと
米国株などのほうが外国株投資として
むしろ期待できるのではないでしょうか?

加えてかつてのように対ドル為替レートは右肩下がりではなくも
高低を繰り返しますので。


■QさんからのA(答え)

株価が理屈通りに動くなら、あなたの出る幕はありません。
必ずそうならないから、
株をやってもしかしたら儲かるんじゃないかと
つい思ってしまいます。
もちろん思った通りにならなくて損をすることもあります。
中国の株があなたの考えている実態と離れているとすれば、
それはあなたが儲けるか損をするかのチャンスである
と考えるべきであって、
あれはなっとらん、他の株を買った方がいい、
だからアメリカの株や日本の株がいいと言っても、
どちらもあなたの思う通りには動いてくれませんから、
くたばることでは大同小異です。

もし、世の中があなたの考えている通りに動いてくれるならば、
あなたは何にもしないで大金持ちになっているはずです。
そうはなっていない所を見ると理屈に合わない方が多いです。
アメリカの株の方がよくて
どこの株が悪くてということではないと思って下さい。
一番重要なことはそこの国の経済が年々成長しているかどうか、
そしてあなたが買った会社の株が年々パイが大きくなって、
株主に分けてくれる分が増えるかどうか、
それを中心として投資をするということです。


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