第1262回
■songさんからのQ(質問):中国での不動産購入の注意点

はじめまして、いつも興味深く、楽しく拝見させて頂いております。
いずれは中国に生活を移したいと思い、
広州に不動産(マンション)の購入を考えております。
自分が使うまでは中国の友人に住んでもらおうと思っておりますが、
不動産購入で注意しなければならない点は何ですか?

今でも中国人用、外国人用と別けられているのでしょうか。
今現在は投機目的ではありません。
純粋に仕事、生活を移したいと思っております。
宜しくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

中国の大都市の中で一番不動産の値上がり率の低いのが
広州市と成都市なんです。
あなたは将来、広州に住むということを前提として
住む家をお買いになると言いますけど、
住む家というのは
あらかじめ買って持っておればいいものではありません。
その時によって本人の社会的地位も違えば、
仕事も違えば、家族の関係も違うので
昔買った家では不都合になってしまうことが多いんです。
住むための家を買うんだったら、
その時になってお買いになることをおすすめします。

ことに中国のようにものすごく変化が激しい所では
3年前に建てた家はもう見られないほど
見劣りしてしまいます。
その分次に新しくできた家が立派に見えるようになり、
余計その感を強くします。
ですから必要な時に家が買えるだけのお金を
どうやって持てるようにするかが大切で、
そのためには同じ不動産を買うにしても
住む家ではなくて、
たとえばお店になる所を買うのがいいんじゃないでしょうか。
お店なら少し前に建った所でも
ロケーションがよければ借りる人はいくらでもいます。
また同じ不動産でも値打ちが違うと思います。
そうでなければ、不動産の株を買うのも一つの手です。

中国の不動産は少し前までは
外人向きと国内の人向けの使い分けがありましたけど、
いまはもうございません。
外国人であろうと中国人であろうと
同じ物件を買うことができます。


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