第1282回
■中株悩男さんからのQ(質問):中国株の選択時の考え方

いつも斬新な切り口のメッセージを楽しみにしております。
さて、早速質問ですが、
過剰生産で一時生産調整をする国際コンテナと
順調な伸びを示す万科企業を比較しますと、
業績の伸びの鈍化を織り込んでる。
なんと言っても世界一の規模の国際コンテナを
ジッと我慢で安値を購入する方が報われる可能性が多い、
と考えるべきでしょうか?

単純にマイナスニュースの少ない万科企業の方が
安心感もあるようにも思えます。
どちらの銘柄が良いかと言うのではなく、
中国株の選択時の考え方をアドバイス願います。


■QさんからのA(答え)

上場している会社には
みなそれぞれの会社の長所短所があります。
どんなにいい会社であっても
株価がすでに高ければ
後を追いかけてもそんなに酬いられることはありません。
むしろまだあまり人が気が付かない時に買って、
それがうんと値上がりをしてくれれば
というのが株の醍醐味だと思います。

そういう意味では、
いまおあげになった国際コンテナと万科企業は
二つともすでにもう名前をよく知られている会社だし、
また、いま深センのB株の中では
代表的な成長株にリンクされます。
ついこの間国際コンテナが
たまたま一時的に頭をぶつけるようなことがあって、
株価が半分以下に下がるということがありました。
高い値で買った人は損をしたように思うかもしれませんが、
長い間持っている人だったら、
何回も何回も株配をしていますから、
自分の買値には届いていないと思います。
そういう株は、上げ下げに一喜一憂しても仕様がないので、
ずっと持続して持つことをおすすめします。
自分が予想していたことと違うことが起こった場合には、
ナンピンをするいい機会である
とお考えになるのがいいと思うんです。

万科企業もこれから経済が発展すると
マイホームの時代に入りますから、
これがウケに入る中国資本系の不動産開発会社の一つです。
そのどっちがいいかなんて言われても答えようがありません。
卵は一つの盆に盛らないで、二つの盆で運びなさい、
と言いますから、何なら二つともお買いになったらいかがですか。


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