第1283回
■H.SさんからのQ(質問):先生のアメリカ観

Q先生、こんにちは。
毎日面白いお話をありがとうございます。

先生のアメリカ観というのをお聞かせ願えないでしょうか。
ここのところ随分付き合いが難しいお国柄になった、
という印象がありまして、あちらで暮らす友人が気になります。
中国とアメリカの狭間でユラユラしている日本人が
あまり元気になれていないような印象です。
個人的にはこんな大きなスケールで考えずに
気楽に生きておりますが、
自分の暮らす日本の管理会社のようなアメリカですから
全く無関心というのも勿体無いと思います。

先生のアジアへの眼差しは多くお話いただけるようですが、
かの国はいかがお考えですか?


■QさんからのA(答え)

アメリカはよその国で食えなくなった人が集った所ですから、
喰いっぱぐれの天国と言っていいでしょう。
世界中からそういう人たちを受け入れているうちに
世界一になったのですから、
グローバル化の生きた見本みたいなものですね。
当然いい所も悪い所もありますから、
そう簡単に一言で片づけることはできません。

今アメリカは世界中の警察みたいな役割を
やっておりますけども、
そういう位置におかれるようになったのも
経済が発展して実力世界一になったからです。
これがいつまでも続くわけではありません。
いまやアメリカ人の持っている財産のかなりの部分が
アメリカにものを売った国の人たちの手に移りつつあります。
この調子でものすごい勢いで赤字を続ける
ということになったら、
はたしてドルの価値をいつまで維持できるのか
誰だって氣をもみます。

気の早い人は今にもダメになると思うかもしれませんが、
腐っても鯛と言う言葉もあるように、
なかなかダメになりそうで、
なかなかダメにならないことが続きます。
あなたがダメになると考えたら、なかなかダメにならないし、
あなたが大丈夫だと思ったら、ダメになるとお考えになって、
いつも油断はしないことが大切だと思います。


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