第1427回
■サワさんからのＱ（質問）：小額投資家の投資スタイル

毎回楽しみに拝見させていただいております。
私は中国の成長を夢見て中国株を始め２年
（日本株の経験はありません）のサラリーマンです。

分散長期投資を心がけ小額ではありますが
株資金を毎月貯め相場が下がった時に集中し
年２・３回程度買い増しをし、
買い９：売り１の割合で投資を行っています。
利益確定せず殆ど売らない理由は
１. 売り時の判断がつかない、
２. 一度売った後買い戻しの時期がつかみにくい、
３. 売買手数料・税金がもったいない、
４. ４・５年のスパンで所有すれば
必ず値上がりすると判断しているなどの理由が有る為です。

しかし下げ相場を体験するたびに
高値で半分は売ってしまったほうが良かったのでは
といつも考えこんでいます。
そこで質問ですが私のような小額投資家などの場合
どのような投資スタイルが良いかアドバイスをお願いいたします。

■ＱさんからのＡ（答え）

株式投資をやってるとしょっちゅうしくじります。
全部売ってしまったら高くなるし、
半分残しておいたら残したやつが安くなるし、
全部持っておれば逆に下がるし、
といったことをしょっちゅう繰り返している中で、
少しずつどうすればいいかを覚えていくのです。
自分でやって儲けたことや損したことに教えられて、
だんだん上手になって、上手になった頃には
もう年をとって死んでしまっている、というのが人生です。

どうすればいいかとおっしゃいますが、
これと言ってルールがあるわけではありません。
運も左右します。
しかし何回も繰り返しておりますと、
欲張ってもっと上がると思ったら、
逆に下がるというような目に遭いますから、
やっぱり上がったところで元金くらいは取り返した方がいいなあ、
という気持ちになるのは、ごく自然なことだと思います。
そういった意味では一つの方法に固執せずに、
こうした方がいいんじゃないかな、
ということを少しずつ実験して、
それを自分の体で覚えるのがよろしいと思います。