中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1459回
ダンカイ・リタイヤさんからのQ(質問):ベトナムは10年前の中国か

Q先生の書物はかなり読ませていただきました。
また2年前の中国投資考察団にも参加させていただき、
毎日先生のお話をお聞きし、
以後中国株に大部分を傾斜投資した結果、
大きな成果が得られました。
とくに先生は中国の経済について
ゆるぎない確信をお持ちでした。
帰国後に中国で問題が発生しても
先生の確信をお聞きしていたので私も迷わずに進むことができ、
成果につながりました。有難う御座います。

さて、最近、ベトナムが脚光を浴び
ファンドも募集が始まっています。
うたい文句は「10年前の中国」とあります。
そこで先生にご教授いただきたいのですが
10年前の中国株の平均的な上昇率と
今後の中国株の平均的な値上がり率は
5年程度ではどちらが上と考えられますか。
すなわちベトナムファンドに一部投資をするのと
これからも中国に集中するのは
どちがら有利と考えられますか。

銘柄で違うのは当然ですが
一般的な見方としてよろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

このごろは私も足を伸ばして、
中国以外にもベトナムへ行ったり、ビルマにも行ったり、
インドにも行ったり、モスクワまで行ってきました。
ベトナムには大分前に行って、
これからはチャンスの増えるところですね、
という話をしたことがあります。
事実最近は経済も見違えるようになりましたし、
ベトナム株に注目する人も増えています。
皆さんがベトナムにちょっかいを出すのは
別に反対ではありません。

もし私が無名の青年で
株の世界で当てたいという強い野心を持っていたとしたら、
私は中国の株をやっているより、ベトナムに行きます。
ベトナムの方が
開拓者としてのチャンスがあると思っております。
でもいまの私たちのように
中国の高度成長に乗ることを考えている人は、
まだ中国株にチャンスがたくさんありますから、
そう目移りをしてばかりもおられません。


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2006年8月29日(火)

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