中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1556回
質素倹約さんからのQ(質問):わからなくなってしまいました

二十年以上にわたり
先生の御著書を拝読させていただいております。
中でも、「お金を貯めるコツは使わないこと」
「お金はお金のあるところに集まる」 「株式投資はガマンが肝要」
等のお言葉にハッとし、以後、金科玉条としてまいりました。
その結果、40歳で1億円、43歳で2億円貯まりました。
先生のお言葉を守った結果と思っております。
御礼申し上げます。
今は48歳で3億円を目指しています。

ところで最近思うのですが、
貯金は増えても生活はほとんど変わりません。
もともと、できるだけお金を使わないよう工夫しているので、
当たり前といえば当たり前なのですが……。
家族三人(子供一人)の生活費など月60万円もあれば、
たまには一流レストランで外食も楽しめます。
健康を考えるので暴飲暴食もできません。
車も700万円程度の新車で十分に満足できます。

何のためにお金を増やすために情報収集したり勉強したり
頭を絞って考えたりするのか、わからなくなってきました。
先生は「○○までに○○億円」や「○○までに○○を購入」
等の目標を掲げて、それを目指されてらっしゃるのでしょうか
(結果重視)? 
それとも眼前の面白い話に懸命に取り組まれてらっしゃる
(プロセス重視)のでしょうか?


■QさんからのA(答え)

「ポケットの中にどれくらいお金が入っているかを見せて下さい。
そうしたらあなたの考え方を当てて見ましょう」
という名文句があります。

人は持っているお金の大きさによって、
考え方が少しずつ変わっていきます。
いまあなたが迷っているのも、
以前に比べて少し金持ちになったからです。

自分がそうなったらわかることですが、
人間にとって必要以上のお金を持っていても大して役に立ちません。
どうせ使わないんですから、もっと大切なことがある筈です。
それでもふやすのですから、
あなたの頭が痛くなるのは当然です。
次にどうしたらいいかはご自分で考えて下さい。
これからがあなたの人間と人物が試される時期です。


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2006年12月4日(月)

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