中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1595回
ヒロさんからのQ(質問):自動車の改装について

邱先生、いつも楽しみにしております。
11月中頃から、中国の自動車事情を知りたくて、
北京〜シンセン〜広州を一人で廻ってきました。
国際モーターショーや配件市場、イエローハット北京店、
二手車市場などを見て回ったり、そこの方たちと話したりして、
凄く刺激を受けて帰ってきました。

私は、本業以外に友人たちと、
自動車のドレスアップ(改装)などしています。
中国の若者に、日本の雑誌・DVDなどを見せたりしたら、
凄く興味を持っていました。
中国では、このような改装は規制が厳しく難しいものなのでしょうか?
それと、例えば北京と広州と上海では公安の規制が違うのでしょうか?
北京の友人は、「北京では難しいから南に行きなさい」と言われたり、
南では「公安に登記したら可能だ」と言われたり、
「日本のパーツ等を中国に持ち込むのは無理だ」と言われたり・・・

私もまだまだ勉強が足りないので分からないことだらけです。
来月にもまた中国に行って、調べたいと思っています。
以前、先生はコラムで自動車関係の事を書いておられたので
質問させていただきました。どうかよろしくお願いします。
そしてまた、先生の有意義なお話を毎日楽しみにしております。


■QさんからのA(答え)

いま中国では1年間に600万台ぐらい新車ができて、
それがおそらく1年に20%〜30%ずつの割合で
ふえて行くと見ております。
その中でどのメーカーが大当たりするかはわかりませんけど、
1年に600万台ずつ
未来のポンコツ車ができることだけは間違いないと思います。
ですからオートバックセブンみたいな仕事をやっているところに
注目をして、そういう会社の株を買ったりしたこともあります。

ただ、自動車ブームもまだはじまったばかりで、
いまの中国人はローンを払うのに精一杯ですから、
車の中にまでは手が届いておりません。
したがっていまの中国の修理会社は
車の中のインテリアや音楽装置を直すところまでは
目が向いておりません。
あなたがそういう仕事をやりたいのだったら、
そういう仕事をしている会社で働くか、
タイアップをするかしないと、先へはすすめないと思います。


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2007年1月12日(金)

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