第1614回
■まさに和だねさんからのＱ（質問）：買うものが有りません

ご無沙汰しております。
相変わらずお元気そうで何よりです。
私も齢40を数え、
ますますいろいろと人生が面白くなってきたところでございます。
これは特にご相談とか悩みではないのですが、
最近買うものが無いことに辟易としております。

自分の住むところや、身の回りのものは一通り揃っており、
都会生活なので、日本中、世界中どこへ行くのにも
公共交通機関で事足りてしまいます。
出費といえば、食事をするくらいですが、
朝昼晩の食事では大きな出費になるべくも無く。
もともと普通の家で育てられたので、贅沢が出来ない性分です。
仕事柄世界中に出張をする機会に恵まれていますが、
この様な日本が異様に感じております。

邱先生はこの様な日本をどの様にご覧になられておられますか？

■ＱさんからのＡ（答え）

お金儲けは一通りできるようになったので、
今度は使い道に困っているようですけども、
次に勉強する課目がふえたということです。
お金儲けも難しいけど、お金の使い方の方がもっと難しいんです。
自分でお金儲けをしたことがない人は
お金を使うのは簡単だと思いがちですけど、
儲ける難しさを知っている人は
汗水垂らして儲けたお金を使えということになると、
儲けることよりももっと難しいことに戸惑ってしまいます。
ですからこれも訓練の一つなんです。

私がいつも言っていることですから、
お金は儲けただけではまだ半製品で
使って始めて完成品になるものです。
うちのかみさんは
「あなたは半製品しかつくれないから完成品にする方は私がやります」
と言っていますけど、
ご自分でやれないなら奥さんに手伝ってもらったらどうですか。
それよりはもう一つスケールの大きな生活の仕方を身につけるために
次の努力をすることをおすすめします。