中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1637回
kenさんからのQ(質問):中国の産業廃棄物事情

Q先生いつも楽しく拝見してます。
非常にためになるサイトで勉強になります。
さて、棟華石油(8251)についてですが、
この所M&Aが盛んに実行されてますが、
環境系はやってないのでしょうか?
今は道路を造る事で精一杯なんでしょうけど、
日本なら毎年、もしくは何年かに一度
舗装の表層を剥がしてやりかえます。
または水道工事、ガス工事などでも舗装を剥がします。
その剥がした舗装はどうしてるんでしょうか?
普通のゴミと同じに捨てるんでしょうか?
それとも 埋め立て地に持ってくとかでしょうか?
日本では建設廃材は産業廃棄物になるので、処分場に持ってきますが、
その処分場は道路屋さんとかゼネコンになってる事が多く
要はまた砕いて再生アスファルトとか
アスファルトの砂利を作ったりしてます。

棟華石油とは限りませんが、
東江環保(8230)も環境と言う意味では同じです。
中国の産業廃棄物事情が分かりませんのでお話聞けたら幸いです。


■QさんからのA(答え)

棟華石油はやっと株主総会が終わって、
持株10株に対して3.6株の新株を
1ドル10セントで振り込むということになったようです。
ただし日本の国には
外国で増資に応ずるのには許可が要るという法律がありまして、
それにひっかかるために日本に住んでいる人が
日本で買った場合は増資に応ずることができないときいています。
そのへんが今後も課題として残りますね。

本題の道路工事ですが
道路工事は中国ではまだいくらでも仕事がありますので、
政府の政策で途中ガタガタしましたけど、
業界全体は依然として順調に伸びるんじゃないかと見ています。
でも棟華はアスファルトの素材を提供している会社でありまして、
工事の会社ではありません。
最近、工事の会社に肩入れしていますが
まだまだあなたが言っているような
アスファルトの再生をどうするかとか、
また日本の場合は雨が降ってもちゃんと雨が通るような製品の
製造もやっておりますけど、
そういった展開はまだこれから先のことです。


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2007年2月23日(金)

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