中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1670回
翡翠さんからのQ(質問):CNPCの懸念

第1623回で取り上げていただいた翡翠です。
その後、資本効率を考え銀行株をすべて売り、
いくつか他の銘柄を買いました。
その中に邱永漢先生も持ち続けられているという
CNPC(香港)の株があります。
PER等をみると、非常に安値のまま放置されており、
去年の原油高の反動が嫌気されているとしても
行き過ぎだと感じています。
また、今後の中国の経済成長に伴う石油消費の増加を考えても
有望だと考えました。

その中で2点ほど懸念があります。
1. CNPC(香港)の持っている油田の生産量は
減少してきているようです。
現在新しい油田をあちこち探索しているようですが、
これは博打的要素があります。
その点に関し先生は懸念されておられないでしょうか?

2. イランとアメリカの間で戦争が起こる可能性を、
ある有名なジャーナリストが指摘しています。
CNPC(香港)はイランの油田権益とは関わりないようですが
イランの油田には多くの中国石油会社が関わり、
CNPC(香港)の親会社のCNPCも関わっています。
戦争が起こった場合、
親会社のダメージは子会社の株価にも波及するものでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

CNPCの株は
まだ石油高によるブームがはじまる前に80セントで買いましたので、
いま4ドルですから5倍になっています。
私の場合、いまから買うわけじゃありませんから、
あなたのような心配なんかしていません。

細かいところをいちいち気にしたって
その通り動いてくれるわけではありません。
世界でどんな戦争がおこっても
ちゃんと自分がやっていけるような手を打って下さい。
でなければ、「待てど海路の日和」で行くか、
株をやらないことです。


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2007年3月28日(水)

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