第1735回
■モンキーマウスさんからのＱ（質問）：お金の亡者

毎日新鮮なコラムを、ありがとうございます。
私は株式投資にとても興味があり、
もちろん中国株投資もしています。
しかし、例えば友達に「株をやっている」と話すと、
大抵どうもいい顔をされません。

白い目で見られるというのは大げさですが、
イメージが良くないようです。
映画やテレビで見る投資家像が、
インサイダー取引やら仕手戦やら、
よろしくない設定が多いせいでしょうか？
何だか「お金の亡者」みたいに思われて悲しいです。
Ｑ先生にも、そういう経験はありますか？

■ＱさんからのＡ（答え）

いまあなたが株をやっていると言っただけで、
周囲の人から変な目で見られると言いますけど、
私は小説家をしながらお金の話をした時に、
仲間から随分憎まれました。
「金の話ばかりしやがって、
あいつは文学をやる人の風上におけない」
と思われたこともあります。
でも、お金は文学の大切なテーマの一つなんです。
いまや日本国中の人がお金のことに
関心を持つようになったわけですから、
いま見れば案外先覚者だったかも知れません。

あなたの周りの人たちに株ぐらいのことで変な顔をされても、
あなたよりもっと遅れていると思えばよろしいんです。
それでもやっぱり気になるのなら、
黙ってこっそり自分だけでやったらどうでしょうか。