中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1806回
yuuyuuさんからのQ(質問):娘にアドバイスを

「古来より教育の道は厳格に益あり、寛容は毒なり、
子供が成長したるのち、自ずと知るなり」
を家訓とし、娘を10歳になったばかりの冬に北京に単身留学をさせて
今年で2年目となりました。

親としては、
・国際舞台で通用する語学力
・人間関係を円滑にするコミュニケーション能力
・逆境を耐え抜く忍耐力
更に、人生は油断がならず常に降ってくる困難と
闘わねばならないということを経験から学んで欲しいと思っています。

もうじき一時帰国する娘に『人生でもっとも大切なこと』を
敬愛する邱先生から教えをいただけたら恐縮至極に存じます。
大河のごとく大樹のごとく長寿の春秋に生きて悠久の大地による
邱先生の末永きご健康を心から乞い願ってやみません。


■QさんからのA(答え)

娘さんにとても厳しい条件を押し付けているようですけども、
それで親が耐えられるかどうかはちょっと疑問ですね。

男の子の教育なら別ですけども、
女の子の教育には昔から二つ方法があって、
一つは嫁に行ったらひどい目に合うのだから、
いまから訓練しておかなきゃというお母さんと、
嫁に行ったらどうせひどい目にあうのだから、
家にいる時くらい楽をさせてやれ、というお母さんとありまして、
そのどちらも実際には極端すぎて
その通りにやれる人はあまりいないと思います。

お宅の娘さんが親のそういう厳しい躾に耐えられるかどうかは
むしろこれからが見物でありまして、
あまり厳しすぎるとあんな親じゃ嫌と言って、
もう帰ってこないということも起り得ます。
ですから厳しい中にも愛情を感じさせるような教育じゃないと
成り立たないんじゃないでしょうか。


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2007年8月11日(土)

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