第1807回
■葉っぱさんからのＱ（質問）：売却の目的

お世話になっております。質問させて下さい。
企業の主席が自分の保有する自社株を売り出した場合、
その売却の目的は、どのようなことが考えられますでしょうか？

超大現代(0682)は発行株総数が約24億株。
主席は約7.2億株(30％)保有していましたが、
そのうち1.2億株(5％)売却して、
現在は、6億株(25％)保有しています。

ちなみに、超大現代の過去のPERは大体9から10位でしたが、
最近になって、PER12から13と、
超大現代にしては高値となっています。

■ＱさんからのＡ（答え）

超大現代という会社の株は
私が長期に渡って首を傾げている会社の一つです。

農業でお金が儲かるわけがない、
というのは私の先入観なのかも知れませんが、
野菜を売って、
売上げに対して半分くらいにもなる莫大な利益を得られるのならば、
中国中の農業がそのマネをすれば、
政府も農業のことで頭を痛めなくても済むと思うんです。
バイオなら話はわかるけども、
野菜を植えただけでそんな利益があるのか、
こんなことが果していつまで続くのかといまも首をかしげています。

会社の社長が自分の株を
例えばファンドとか機関投資家に売るということは
よくあることですから、珍しいことではありません。
百姓でもない香港の会社が
百姓の仕事をやって大儲けをしているということならば、
マネをする会社が山ほど出てくると思います。
私の疑問が正しいかどうかは、
実際に会社訪問をして話をきけばわかると思いますが。