中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1941回
ちょうげんぼうさんからのQ(質問):迷ったときの心構え

毎日拝見させていただいております。
昨今の上昇相場で多大な利益を上げさせて頂いて
有難いことだと考えています。
が、いよいよバブル崩壊、
北京オリンピックから半年前のタイミング
来年2月ごろが怪しい?と
最近日増しに不安がつのっているところです。

1. 本型バブル崩壊:17年たってもピークの半値以下でうろうろ。
これはないだろうと思っていて、
2. 高度成長パターン:
3割程度は調整するが、経済成長は続き力強く
上値を抜いてあと15年くらいは大丈夫。

金が喜んで集まるところで
自分の金も生かすのが原則だとは考えているのですが、
Qさんはどのように考えられ行動されますでしょうか?
迷ったときの心構えというか原則を少しお聞かせいただけると、
自分で考えてみたいと思います。


■QさんからのA(答え)

日本では中国のバブルがいまにも崩壊する
という議論が多いようですけど、
まだはじまったばかりで、
崩壊するまでには程遠いと見ております。

東京の青山通りの土地は坪300万円くらいだったのが、
あっと言う間に1000万円になって、
1000万になったらそこでバブルの崩壊かと言うと、
続いて1億円になったんです。
1億円になってからバブルが崩壊をしても、
別にもとの300万円にはならないんです。
ですから、300万円の時に怖がって
何もしないで銀行にお金を預けていた人は
その分だけ目減りしてエライ目にあっているんです。

バブルの難しい所は
どこがバブルの頂点になるかということを頭に入れて、
そのあとも被害を受けないように上手く付いて行くことです。
怖がって逃げていたらもっとひどい目にあいます。

私が見ていると、いまの上海は
やっと青山通りの土地が1000万円になった時と似ています。
中国では大半の人がまだ家を持っていないんです。
早くにローンを組んで家を買った人は、
2倍3倍になったといってとても喜んでいるところです。
みなが喜んでいる時にバブルバブルと言ったんじゃ、
見当違いですよね。


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2007年12月24日(月)

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