第1951回
■負けるな「ひこにゃん」さんからのＱ（質問）：電子商取引とTVショッピング

先生！今回は、よろしくお願いします。
早速ですが、当初、楽観視されていたサブプライムローンの問題も、
海外の金融機関のみならず、
国内の信用金庫までが多額の損失を計上する等、
急速に信用収縮が起こっているようですね。

さて、11月初旬に香港市場へ上場された
電子商取引企業のアリババは大変な賑わいとなっていますが、
反面、知的財産権の侵害と言った
違法行為との関連性も取沙汰されているところです。
先生が幾度となくご紹介されている
TVショッピングの七星購物については、
13億人を背景としても、
不特定多数の受動的な視聴者に対しての最大公約数となると、
販売商品が限定されてしまうのではと言った危惧も
ふと感じてしまいます。

そこで質問ですが、
大量に商品を取扱う電子商取引と
視聴者への提案型のTVショッピングとでは、
それぞれに優位性があると思いますが、
今後の市場の成長性について、アドバイス願えれば幸いです。

■ＱさんからのＡ（答え）

いま中国でも
インターネットを使ったビジネスは急成長しているので、
アリババは大変人気を集めております。
利益もかなり上がっておりますので、
恐らく携帯電話が辿った道を通って
同じように拡大していくと思います。
そういう会社がやがて何軒にもなりますから、
そういう株をジッと持っておれば
報いられる可能性は高いと思います。

一方のテレビショッピングは
それに比べるとうんと小さな商売でして、
その中の七星は価格が安くてよく動くものですから、
みんなでワイワイ言っているだけのことで、
全体から見れば大したことはありません。
でも、売り上げが増えて、
業績が１年で倍々なんてことになれば
株価は大きく動くわけですから、
いま博打場に人がたくさん集まっている状態
とお考えいただいたらよろしいんじゃないでしょうか。

博打の好きな人はいくら資金をつぎ込んでも
別に構わないと思っているかも知れませんが、
そうでない人は
そこまで付いていく必要はないんじゃないかと思います。
よく気をつけておやりになって下さい。