第2033回
■losheさんからのＱ（質問）：税金の無駄遣い

Ｑ先生、こんにちは。
日本の官僚組織・意識について文句をどうにも我慢できず書きます。

机上の算出ですが・・　1954年（50年体制）から数えて54年。
毎年"肩たたき"と呼ばれる官僚崩れが発生しています。
年間200人の肩たたきが在るとすれば、200×54年＝10,800名
約半分が他界したとしても
5,000人が平均年間２千万の所得を得ていたとすると
5,000×2千万×54年（回）＝54兆円。
官僚自体の組織保存のために国庫を流用した金額、
利益誘導のために支払った民間企業への支出を
官僚の員数と同程度と考えたうえで試算すると、
5,000×１億×27回＝135兆円となります。（年間５兆円）
日本国内に一兆円企業は何社あるでしょうか？
企業努力もなしで、一方的な支出で監査も罰則も無い腐った国に、
なぜ、だまって税金として納めなければいけないのでしょうか？

これが一番儲かる仕組みなら、
だれも商売などせず役人になりたいはずです。
でも、役人の数が幾何級数的に増えている現状で、
もうその役人を食わす資源は無いと思います。
組織自体がもう現状にあわないと言うのが本当ではないでしょうか。
改革に役人の過去暦尊重の悪癖で、
役人自身に組織改革を求めても無理でしょう・・
どうすればよいのか・・
Ｑ先生には、一番嫌われる問題定義ですが
回答を頂ければ幸いです。

■ＱさんからのＡ（答え）

私はもう40何年前に、オール読物という雑誌で、
「キチガイ日本」と題して
日本で起っている理解できないことについて
連載したことがあります。

その中の一つに、
"お役人さんは自己救済をする"という話があります。
将来日本の役人は必らず色んな外郭団体をつくって、
自分たちが定年になった後に横滑りして
メシが食えるようにする。
だからいまに日本国中公団公社で一杯になるよ、
という予想をしたのです。
物の見事にその通りになっています。

今日問題になっているのは、
そういう人たちが退職をする前に比べて
もっと高い給料をもらえるような外郭団体が一杯できて、
そういう余計なお金を払うだけでも大変だということです。
でもそれをあなたが直す力はありますか。
なければ逃げ出すのも一つの方法だということになります。

私がそんなこと言うと、利己主義だと文句を言われますけど、
いまは世界中どこにも行けるようになっていますから、
理屈に合わない所に住むのをやめて、
自分が納得できる所に移住すればいいのです。
あなたが政治家になって、
税金の無駄遣いをなおす自信があれば別ですが。