中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2038回
naoさんからのQ(質問):両親の大反対

邱先生、こんにちは。
今回は両親との関係で困っているので相談いたします。

私は自動車メーカーで環境エンジニアをしているものです。
長年の会社勤めに区切りをつけて、中国で起業を考えています。
未婚なのでリスクを取りたいと思っています。
昨年から新年にかけて3回も中国旅行をしました。
ビジネスプランも1,2個考えつきました。
それだけでは足りないと思って、会社をやめて、中国で長期滞在し、
中国語の勉強、ビジネスプランの検討リサーチをし、
1,2年後に起業化したいです。
生活費や起業への資産は十分蓄えております。

以上のことを両親に話したところ、大反対されました。
・大企業のぬるま湯につかっていて厳しい起業ができるはずがない。
・ビジネスプランが漠然としすぎる。
・起業家できるのは商社マンやコンサルタント出身で、
エンジニアのおまえはできない。中国語もできないのに。
・蓄えがあるといっても、すぐになくなる可能性もある。
・おまえがこけると、家族全体もこける。

父は元教員でリタイアしており、母は専業主婦で、年金生活者です。
父は脳梗塞をおこし、足が不自由で、母が介護をしています。
両親とも持病があります。
両親の反対を押し切ることはできます。
しかし、両親に与えるストレスと健康が心配なので、
強引にいくことはできないと思っています。
どうしたら、よいでしょうか。
よき、アドバイスをお願いします。


■QさんからのA(答え)

あなたは年齢的には
独立して仕事をやるラストチャンスを少し超えた所です。
それまで大企業の中でエンジニアの仕事をやっていたので、
親が不安がるのももっともなことです。

どうせ後悔するならやってみて後悔した方がいいと私なら思います。
私なら42才まで待っていませんけど。
そのラストチャンスを生かそうと思えば、
自分が何をやるかということを決める前に、
上海や北京に行って、
そこで言葉を覚えることから環境になじむことをやって、
次に何をやるかを考えるというのが一つのプロセスです。

でもあなたの両親の意思に反することですから、
独立するのに倍のエネルギーが必要ですね。


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2008年3月30日(日)

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