第2085回
■いわむらさんからのＱ（質問）：問屋の生き残り策

Ｑ様へ
こんにちわ、初めて質問させていただきます。

私は食品及び酒類の問屋に勤めております。
昨今の流通業界では猛烈な勢いで
買収や提携などで大型量販店企業の統廃合が進んでおり
それに追従するように問屋業界も
同じような現象になっております。
このままの状況だと近い将来、
量販店業界はイオングループのみが勝ち残り、
問屋業界は商社系の卸のみが勝ち残る状況になるのではないか
という不安があります。

そこでご質問をさせていただきたいのですが、
商社系卸し以外の企業が生き残っていくための手段として
良いアイデアがあればお聞かせいただきたくメールいたしました。
何卒よろしくお願い申し上げます。

■ＱさんからのＡ（答え）

たまたまあなたが見ているところに
イオンという会社があるだけで、
別にイオンが量販業を占領してしまうわけではありません。
また問屋業は商社が独占してしまうわけでもありません。
しかし、いまは不況産業の統合される時代ですから、
統合される方にまわらないことです。

どうしてとられる方にまわるかと言うと、
ポヤポヤしているからです。
同じ働くなら統合される方にまわらないことです。
経営者なら新しい仕事を探がせばいいし、
従業員ならもっと簡単です。
次の時代の成長産業に再就職すればいいのですから。
国内にそんな仕事のない場合は、
今は国際化の時代ですから、
日本から外へ出て探がせばよいのです。
小さな土俵の中だけで物を考えないで下さい。