中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2201回
KIRAさんからのQ(質問):日本のサービスを海外で

はじめまして
いつもなるほどと思いながら読ませていただいてます。

私は都内でイタリア料理のシェフをしてます。
最近ですが、友人と会社を立ち上げ
外食産業なら何でもチャレンジしていこうと思ってます。
しかし、日本では外食産業は飽和状態だと思ってます。
これからは中国などに目を向けないといけないと思ってます。
特に日本のサービスに対する姿勢、
考え方、スキルは世界でも有数だと思っています。

そのサービススキルを海外に売れないかと思ってます。
今後の中国は日本風のサービスをどう捕らえるのでしょうか?
ニーズがあるのでしょうか?
特にブライダル産業とかはどうでしょうか?
ゼクシイ(結婚式場情報誌)も中国に進出したと聞きます。
最後に、まだまだ未熟な会社が進出することは無謀ですか?
つまらない質問かも知れませんが。
お時間ありましたら、読んでいただければと思います。
まだまだ残暑厳しいですが
お体に気をつけてご活躍をお祈りしてます。


■QさんからのA(答え)

飲食業は日本のような所得の伸びなくなった国では
だんだん難しくなります。
その上飽きっぽいお客を相手ですから、
次々と新しい展開をしないとすぐあきられてしまいます。
当然経済の発展している国に目を向けることになりますが、
私も実はそういう見方をして、
3〜4年前に北京にイタリア料理店を作りました。
もしそこで働く自信があったら、
私のところへ一ぺん来て下さい。
(連絡先:

中国ではフランス料理は
どういうわけか余りウケが良くありませんが、
イタリア料理はマルコ・ポーロの昔から付き合いがあるせいか、
結構人気があります。
でもあなたが私に聞いていることは支離滅裂で
こんなことを聞いていたのでは、
経営者はつとまならいなあと思います。
あなたにやれることは、
やっぱりキッチンで
人が感心するような腕を発揮できるかに掛かっています。
もちろん日本的なサービスは中国に行けば売物になります。
現にうちのイタリア料理店でも
日本人がサービスのトップをつとめています。
そういうサービスを中国人に教えて
日本に負けない良いサービスを展開しようと、努力しています。


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2008年9月9日(火)

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