中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2236回
慎太郎さんからのQ(質問):石油の次のエネルギー

Q先生、いつもお世話になっております。
時には温かいお言葉、時には辛辣なお言葉も頂きますが、
先生の愛あってのことだと感謝致しております。

今回またご質問させて頂きたいのはエネルギーの未来についてです。
この質問を書かせて頂いている9月の初頭は
石油の高騰が収まり1バレル=105ドルになり、
100ドルを切るのも時間の問題と言われております。
この質問が掲載される頃も情勢は変わらず
石油の最高騰はまだないのではと考えておりますが、
石油に依存するエネルギー確保の時代は終わり、
次のエネルギーを投資先として目を向けようと考えております。
私は中国で
「原子力」と「太陽光」の開発利用が進むと考えておりますが、
先生は如何お考えですか?
株のお薦め銘柄まで教えて頂こうとすると
バッサリ愛のお言葉を頂くことになりますでしょうか?
先生、どうぞいつまでもお元気でお体をご自愛下さいませ。
私も先生に近づきたいと日々精進致しております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


■QさんからのA(答え)

私はイラク戦争が始まった時に、
石油は50ドルになると予言したことがありますけど、
それが100ドルを超えることまでは、考え及びませんでした。
でもその後起った現象を見ていると、
今回は第三次石油ショックだなあという感を深くしました。
ショックが過ぎれば必らずまた元へ戻りますから、
おそらく石油は80ドルくらいで落着いて、
しばらくその状態が続くんじゃないかと見てます。

しかし石油の消費量は増える一方ですし、
天然資源が尽きる時もいつか必らず来ますから、
その前に多分世界中でエネルギー消費を節約したり、
石炭を石油に変えたり、また電池で車を走らせるような
さまざまの動きが出てくると思います。
その中にはもちろん太陽エネルギーもあるでしょうけど、
そんな先の先まで考えなくても、
今これから起るであろうことの中で、
どこに陽があたるかに目を向けてください。
近いところで起っていることが
お金儲けにつながることもあると思いますよ。


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2008年10月14日(火)

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