第2235回
■肥後モッコスさんからのＱ（質問）：主要通貨の動く原因

株式取引は国内外共に市場・企業の不透明性が気になり
手を出せないでいる50代の田舎者です。

最近１月の主要通貨の動きについてお尋ねします。
８月初旬頃から、米ドル、ユーロの動向傾向が変化してしまい
其れまで対円ユーロ高が一気に10円超の安値傾向に転向に対し
ドルの値動きは２円幅でほぼ安定を維持しています。
報道各紙にも
ハッキリとした原因推定が無いように感じておりますが、
この間に米露関係緊張、地域金利差、原油価格軟化、
オリンピックなどの変化が見られました。

先生は第一原因を何とお考えでしょうか。
一般からは見えにくい
ファンド資金に移動が生じているのではとも考えていますが
如何でしょう。
日頃、ドルの危険性を言われる先生のお考えをお尋ねします。
これからも沢山の情報を提供いただけますよう
先生の御健康をお祈りします。

■ＱさんからのＡ（答え）

あなたは通貨の動きをとても気にしているようですけど、
通貨がどんな変化をするかは、世界一のプロでも分からないんです。
ですから私ならそういう変化があっても、
自分の財産が大変な目に合わないで済むことだけを考えます。

どうして今のような動きをしているのかと
お聞きになりますけど、
基本的にはアメリカが自国の経済を
お札を印刷してやり繰りしていることから起っていると思います。
それが世界の通貨にどういう影響を与えるかは、
その時々のお金の動きによって変わりますので、
私もよくわかりません。
どうしてあなたがそういうことに熱心なのか
むしろ不思議です。
私なら自分の財布をしっかり握りしめて
損をしないことを先ず考えます。