中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2251回
YuteさんからのQ(質問):株の勉強

毎日、オフィスで朝一番に先生のコラムを読むことが、
コーヒー以上に毎朝の脳の刺激になっています。
ありがとうございます。

先生の考え方にヒントを得て、つたないまでも
香港上場株に授業料を払い始めてから三年近くになります。
いささかタイミング悪く、
高値に手を出してしまった観もありますが、
先生のコラムのおかげか、
市場平均よりはマシな成績をだしています
(あまり自慢できた話じゃありませんが)。
また、これも先生のアドバイスのおかげで、
余裕資金を利用した長期投資を心がけていますので、
保有銘柄の中でもより下げる銘柄、それほど下げない銘柄、
全然下げない銘柄などを比較でき、勉強になることしきりです。
こうした現状をふまえて質問をさせていただきたく、
よろしくお願いいたします。

先生は上げ相場の時と、下げ相場の時で、
株のお勉強に費やされる時間の長短を変えられますでしょうか。
また勉強の重点を
意図的に変えるということはなされますでしょうか。
私個人の場合、上げ相場のときは
「それみたことか。オレ様の考えは正しかった。」
と得意になってチャートを眺めたり、
新聞記事を読みあさったりしますが、
下げ相場になると「私は長期投資ですから。」
と言い訳して株から遠ざかり、
新しいチャンスを探す勉強がおろそかになってしまっているようで、
いささか反省しております。
毎日充実したお忙しい日々をお過ごしになっている邱先生が、
どのようなお心がけで
株に対峙するご自身の時間を管理されているのか。
ご教示いただければ幸甚です。

なお余談になりますが、一人娘で育ったため結婚当初、
料理がてんでできなかった私の母は、
先生の姉上様、臼田素娥さんの料理本を、
中華鍋から飛んだ油でページが開かなくなるまで愛用しておりました。
私も邱家のレシピのおかげで人並み以上に健康に育ちました。
そんな次第で、親子二代にわたりお世話になっております。
この場をおかりしてお礼を申し上げるとともに、
先生のますますのご活躍を祈念して、末尾とさせていただきます。


■QさんからのA(答え)

ついこの間も私は
「休むも相場」という言葉の解説をしたことがあります。
つまり株の売買をやらないからといって、
株を見ていないわけではないんです。
見ているだけで少し手を休めなきゃいけないこともあるし、
毎日見なきゃいけない時もあるということです。

最近の私は正しいかどうか分かりませんけど、
そろそろ分割払いでナンピンをやるチャンスも
おしまいになってきたと考えて、
それこそ一セント刻みにずうっと下まで
毎日毎日株を買っています。
これ以上下がると今度は私がつぶれる可能性もありますけど、
その辺のところはあまり怖がりません。
どちらかというと、下げ相場の時の方が
勉強しなくちゃいけないことが多いと思って、
結構毎日新しい動きに気をつけております。


←前回記事へ

2008年10月29日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ