中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2252回
ナンピン一途さんからのQ(質問):暴落時の立ち振舞い

先生!久しぶりにまた世界同時株安ですね。
振り返りますと、ブラックマンデー直後の東京市場で、
先生が果敢にも富士通と新日鉄の株を購入されたことを
懐かしく思い出しておりました。
てっきり、
公的資金や民間の支援で救済されると思われていただけに、
リーマンブラザーズの破綻は余波が大きいようですね。
連休明けの9月16日、手元の資金を掻き集めて、
高値の30分の1まで暴落した七星購物にも
後ろ髪を引かれる思いでしたが、
熟慮の末、煙台安徳利果汁の株を僅かばかり購入いたしました。
中国株は、昨年10月の高値からまだ1年足らずです。
反騰するには調整不足でしょうが、
世界経済の中では
成長余力の大きい中国辺りから何れ立ち直るのではと、
希望的観測を抱いております。

そこでご質問ですが、
先生は、今回の暴落の最中、
株式市場に対して如何に立ち振る舞われたか、
ご教示願えれば幸いです。


■QさんからのA(答え)

これも暴落に対してどう対処するかという質問ですけど、
少し前にも言ったように、
株は上り坂の時は放っておいても大丈夫ですけど、
下がってる時はチャンスなんです。

どうしてかというと、
株で大金持ちになった人たちは皆、
安い時に買ってジーッとこらえてる人なんです。
ですから下げる時がチャンスで、
どこまで下げるかを考えながら、どこで買うかを決めるべきです。
それを慌ててパクると
後で鉄砲玉が続かなくなって地団太を踏むだけですから、
分割払いでナンピンをかけて、少しずつやりなさいといっています。
もう皆さん大体玉は尽きたでしょうか。
尽きた人は癪にさわって頭にきますが、
自分がどうにも手の打ちようがなくなったら
そろそろ株価は戻ると考えてください。


←前回記事へ

2008年10月30日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ