中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2269回
しんまい投資家さんからのQ(質問):チャンスでしょうか

毎日、先生のコラムを楽しみにしております。
せめてものお礼にと先生の新刊の御本を買わせて頂いております。

さて、中国株で注目していますのが、
「太平洋航運(2343)」と「玖龍紙業(2689)」です。
前者は、輸入関連会社であり 
後者は先生も「下げすぎ」と表現された会社です。
共に業績も良く財務内容も良い会社です。
配当も良く
これからの時流(輸入・内需関連)にもあっていると思いますが、株価が下がりすぎて少し不安です。
チャンスと捉えても良いでしょうか?


■QさんからのA(答え)

あなたがおあげになっている会社は、
いずれも過去の高値から比べて、
ものすごく安値まで売り叩かれている株です。

船の場合は世界的な景気沈滞で仕事が減ることが原因だし、
段ボールの会社は日本人から見たら何でもないんですけど、
中国人から見ると借金が多すぎるのと、
その多すぎる借金を、
短期資金のようなお金を借りてやっている部分があるので、
それを理由に叩き売りをされています。
日本の常識が通るような世界ならここは買い時ですけども、
中国の株は中国人が主にやっておりますので、
その辺も考慮に入れる必要があります。
でも経営者だって必死でやっているわけですから、
そんなに簡単にダメになるものではないという見方も、
当然出来ます。
自分の運に賭けるような気持ちになるのは私も同じです。


←前回記事へ

2008年11月16日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ