中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2307回
慎太郎さんからのQ(質問):日本人向け高級介護老人ホーム

Q先生、ご機嫌如何でしょうか。
弊方の質問に何度となくご回答頂き誠に有り難うございます。
感謝致します。
今回は「08年11月20日第2273回 中国の早い高齢化
を拝読し、 その中で先生が
「老齢化対策に属するような事業は
今後の中国の成長産業の1つと考えていいと思います。」
と仰っているのを拝見し、質問させて頂く次第です。

私も現在中国で教育ビジネスをさせて頂いておりますが、
「介護ビジネス」として
「日本人向け高級介護老人ホーム」を
中国の水や空気がまだキレイな地域で展開しようと考えております。
コストも低く抑えることができるでしょうし、
日本の4分の1くらいの価格で
サービスを提供できるのではないかと考えております。
ただ、お客様(入所者のご家族等)が中国で余生を送る、
ということに対して抵抗を感じるのではないかと思っておりますが、
Q先生は如何お考えになりますでしょうか。
何事も始める前から色々考えることを潔しとしない先生ですので
辛辣なお言葉も有り難くお受けしたいと存じます。
有り難うございます。


■QさんからのA(答え)

老人介護は日本の方が一足先に始まりましたけど、
やがて中国でも新しい事業の一つになります。
実は私も、日本人が年を取ってから暮らすのにいい場所が
アジアの中にないだろうかと、
フィリピンやタイから中国まで見て回りました。
田舎に行くと言っても、
交通が不便だったり、お医者さんの居ないところでは困ります。
時には日本に帰りたくもなるでしょうから、
飛行機の便も良くないといけません。

どうせなら暖かいところがいいので、
南の方、例えば中国で言えば南寧といったところは
気候も温暖だし人柄もいいし、物価も安いので、
もし中国でそういう設備を作るなら、
ここがいいなあと思って帰ってきたことがあります。

そうした事業に目を付けるのは将来性のあるアイディアですけども、
かなり大きな資金が必要だし、
多くの人の協力もいるので、
一人や二人で出来る仕事ではありません。
グループでやれる方法をお考えになる必要があります。


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2008年12月24日(水)

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