第2328回
■タモチアンさんからのＱ（質問）：どうして見抜けなかった

Q先生、こんにちは。

今回はサブプライム問題がどうして見抜けなかったかについて
質問します。
小生は、昨年８月をピークにして、
この問題をずっとフォローして来ましたが、
著名なエコノミスト、アナリスト、大学教授、政治家を含め誰もが、
これは金融の問題で
その損害は１０−２０兆円から始まり精々７０兆円までで
その目処が立てば解決するというのが大半でした。
確かQ先生も同じ見解であったと理解します。

所がリーマンブラザースの破綻を契機に世の中は一遍しました。
現状ではあらゆる株式、投資信託を含め、
平均して投資額の６−７割は損失となっています。
誰一人としてこの危機を予想出来無かった理由を
Q先生は如何にお考えになりますか。

■ＱさんからのＡ（答え）

サブプライムの問題について、
私はあなたが言ったような意見を述べたことは無いと思います。
ピンチはお金の貸し借りから発生していますから
お札を一杯刷れば最終的には片付くという話しはしております。

私は10年前に今日のようなことが起ると予想して
「マネーゲーム敗れたり」という本も書いておりますし、
その内容もハイＱでずっと連載しておりましたので、
あるいは最近やっと私のページをめくったんじゃないでしょうか。
その本が出版社に１冊も残って無かったので、
私が再版をお願いして、
いまちょうど本屋さんに並んでおりますので、
まずそれを読んでから私の間違いを指摘して下さい。