第2557回
■狂四郎さんからのＱ（質問）：あっというまに三等国

今日本企業に株不動産などに投資をしてる方に忠告してください。
今の日本では大企業を構造的に考えれば、
社員の雇用を守ろうとすれば、
積み立てた内部留保を取り崩しながら
政府の革命的な政策が現れるのを辛抱強く待つしか
延命策が無いと思います。
1950年頃から蓄えた貯蓄（政府、企業、民間）を
食いつぶすことしか今の民主的な政策は取れません。
名目失業率が10％を越えたあたりから
海外の投資家は見切りをつけ、
あっというまに三等国になるのではないでしょうか？

■ＱさんからのＡ（答え）

日本の国のこれからについては皆心配していると思います。
しかし駄目になると言ったって急に駄目になるわけではなくて、
少しずつ駄目になりますので、
さしあたりあなたが生きている間に
三等国になる心配はございません。

でも一等国としてはだいぶ影が差すということもごらんの通りで、
恐らく皆の希望的観測に反して
かなり長期に渡ってアメリカも具合の悪いのが続くし、
ヨーロッパだってそれに続きます。
その影響を日本も当然受けますが、
いちいち心配していても始まらないことです。
ご自分だけでも三等国民にならないように努力して下さい。