第2558回
■まんじりとさんからのＱ（質問）：新焦点

先生！選別に迷っております。
半年余り前は、
あれもこれもと買いたい中国株がたくさんありましたが、
これからさらに値上りの期待が持てる銘柄がどれかは、
よく判りません。
上海総合指数は上昇していますが、
香港市場は5月中旬から軟調な地合いとなっています。
ちょっと上がり過ぎかなと思って、
資産形成に貢献してくれた理文造紙も
買値の4倍の8HD半ばで売却しました。

そこで、ひとつご質問です。
柳田さんのコラムでも触れられていますように、
中国市場での新車販売が好調なようですが、
以前、新焦点汽車を何度となく取り上げていただいていましたが、
年数の経過の割りには、業績や株価はﾊﾟｯとしません。
何か重大な欠陥でもあるのでしょうか？
それとも矛盾は解決される方向へ
動き出そうとしているのでしょうか？

■ＱさんからのＡ（答え）

今中国は８％の成長率を維持するために国が先頭に立って
自動車を買うお金も気前良く貸すし、
マンションを買うお金も気前良く貸すという政策をとっております。
ですからアメリカと違って
中国では地方のマンションまで値上がりしているし、
車の販売台数も遂にアメリカを追い越しました。

そういう追い風の中ですけど、
新焦点はパーツを作っている会社ですから輸出もあって、
当然他所の国の強い影響も受けますが、
その一方で自動車の修理をするチェーンを展開して、
もう500店舗以上あると思います。
最近、突然株価が上がったのは台湾出身の企業が
台湾の証券市場に上場することと関係があると思いますが、
ジッと辛抱強くガマンしてきた人に
明るいニュースではないでしょうか。