第3418回
■遼寧日橋さんからのＱ（質問）：中国で仕事にあぶれた人たちは？
（30代　男性）

邱先生の先読み千里眼に
いつも感服させられております。

さて、最近私が現在住んでおります、
中国東北部の片田舎でも、
最近資金繰りが難しくなってきた中小企業が
多く出始めておりまして、早いところでは、
夜逃げや倒産が出始めております。
また、それらの会社で働いていた人たちが
仕事を求めて所定の人材市場や
労働市場等に大勢でたむろする光景を
よく見かける様になって参りました。

この光景を見ておりますと、
「こんなに人が職を求めるようになれば、
人材不足も一息つくのではないかなぁ．．．」
とも思うのですが、
求職の為に並んでいる人たちに聞いてみると、
「なかなか良い仕事がなくてねぇ．．．」
という声ばかり聞こえてきます。

求人側と求職者との条件による人材のミスマッチは
当然にしてあるとは思うのですが、
これらのあぶれた人材は、これからどの様にして
発展が続く中国の労働力として吸収されていくのでしょうか？

レベルの低い質問ですが、よろしくお願い致します。

■ＱさんからのＡ（答え）

今の中国は人手不足になって、
毎年賃上げが始まるところです。
同じ所で、失業者が一杯いるというのは
別に珍しいことではありません。
どこの国にもちゃんと仕事をしない人はいるし、
そういうチャンスに恵まれない人もおります。

政治家なら皆に職を与えるには
どうするかというのを考えますけど、
私は自分のところで働いてくれる人はいないかと
一所懸命に探しています。
いくら失業者が並んでいても、
私たちは働いてくれる人に困っているんですよ。