■HiQ編集部から■

ビールの話

冷たい生ビールの美味しい季節となってまいりました。
「とりあえずビール」はこの時期、居酒屋での合言葉です。

ビールはもちろんそのままで飲むのも美味しいですが、
ジンジャーエールで半々に割ると、これはシャンディ・ガフというカクテルになります。

私が初めてこのシャンディ・ガフなる飲み物を口にしたのは、
語学留学中のイギリスでのことでした。
学校が終わると友人とパブへ出向き、まずは一杯。
本当はギネスが大好きな私でしたが、
午後のパブ通いでは必ずこれを注文していました。

それというのは下宿先のおばあちゃん対策で、
見た目高校生のような学校に行ったはずの店子が、
ビール臭い息で帰ってくるたび、心配をしてくれるからでした。
息子さんとご主人を早いうちになくし、
一人で暮らすのも寂しいからと、学生に部屋を間貸ししている人で
とても親切な、そして嗅覚の鋭いおばあちゃんだったのです。

しかし、友達とのパブ通いも楽しくてやめられません。
そこで、まんまビールではキツイだろうが、
これなら薄まっていいだろうというサルヂエを働かせ、
これが午後の定番ドリンクになりました。

帰って下宿先のおばあちゃんに、
アルコールが入っているのを気付かれないよう、
うつむき加減で挨拶を交わしていたことを、これを飲むたび思い出します。

2006年6月30日(金) HiQ編集部


地球で一番強かった?

近年の格闘技ブームなどで頻繁に使われている言葉「地上最強」。
様々な格闘競技にそれぞれ地上最強が存在しており、
一体、ダレが本当の地上最強なのか訳が分からなくなっております。

さて、普段言われる強さとは「人間」という枠に限っての話しであります。
(当たり前ですが、、)
しかし、地球上には我々の他にも動物は100万種も暮らしています。
中学生の頃、私はこの地球上で一体何が過去も含め
一番強者だったのか知りたくなりました。

そして友人宅でたまたま見た
古館氏が司会を務めたテレビ番組において
「間違いなく地球最強」とされる生物が紹介されました。
場面はCGで再現された太古の地球の水辺で
5メートル以上もある恐竜が水を飲んでいるシーンなのですが、
突然、目の前の水が山の様に高くなり、
巨大なクジラの様な生物が大きな恐竜を丸呑みしてしまったのです。

非常に嘘の様なCGでしたので私は全く信じていませんでしたが、
その後、インターネットで検索したところ、
この生物が画像付きで学名と共に掲載されていました。
改めて、地球や生物の凄さを感じました。

しかし私は今、非常に後悔している事があります。
肝心なその生物の名前をすっかり忘れてしまった事です。
ここに名前を書けなくて、本当に申し訳ありません。

2006年6月28日(水) HiQ編集部


可能性

最近宇宙物理学の本を読みました。
その本によると、現在の最新の仮説では
なんと我々が何か選択をするごとに宇宙が分裂していくらしいのです。

つまり交差点でどちらかに曲がろうと私が考えると宇宙が分裂し、
左に曲がる自分がいる宇宙、右に曲がる自分がいる宇宙、
直進する自分がいる宇宙、引き返す自分がいる宇宙…
が生まれる可能性があるということです。

その仮説を信じると私はある宇宙では政治家かもしれませんし、
ハリウッドスターかもしれないのです。
宇宙物理学の仮説はそんな創造力が刺激される不思議な学問でもあるようです。

ひょっとしたら日本がW杯で優勝する宇宙も…

2006年6月26日(月) HiQ編集部


サトウキビでドライブする日

昨日ニュースを見ておりましたら、面白い特集がありました。
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

トヨタ「プリウス」のようなエコ・カーが注目されて久しいですが、
アメリカでは次世代の車として、エタノール燃料で走る車が開発されています。

このエタノールですが、原料は何とサトウキビ。
サトウキビは空気中の二酸化酸素を吸って成長し、
成長したサトウキビはエタノールとなって車を走らせ二酸化炭素を放出。
その二酸化炭素をサトウキビが吸って大きくなって・・・と
実現すれば、実に無駄のないエネルギー循環が可能になるそうです。

ワタクシ、日本は割合進んでる国だと思っておりましたが、
何とこの仕組みを、すでに日常的に利用しているのがブラジルなのです。

これだけ聞くと、
何だかガソリン使用のプリウスが遅れているように思えてきますが、さにあらず。

現在のプリウスは、電動モーターとガソリンエンジンの連携でガソリン消費量を抑え、
二酸化炭素の排出も抑える仕組みです。
将来的にはこのガソリンエンジンをエタノール仕様に改良することで
エタノール車の時代にも対応していく予定があるそうです。

そうなるとブラジルとアメリカは、
エンジンを動かすエネルギーをガソリンからエタノールに切り替えているわけですから、
その先のエネルギー消費量の削減、ということまで考えると
やがては日本の開発が一歩リードする可能性があります。

「うさぎとかめ」で言うと、日本ってかめ?
「アリとキリギリス」で言うと、日本ってアリ?

遠回りだけど、確実に道を進んでいるのかもしれません。
もどかしいようでいて、力を養っているのかもしれません。

ワールドカップ日本代表メンバーも、
そうであることを祈って。

(このコラムは試合前日に書いています)

2006年6月23日(金) HiQ編集部


虎穴にいらずんば

30度を越える暑い日が続き、
はやくも夏の気配がしてまいりました。
暑い中を元気に走り回る子供達を見て、
ふと自分の子供の頃を思い出しました。
私の暑い夏の思い出といえば、やはり「カブトムシ」と「クワガタ」です。

私の地元には大きな大学があり、
構内に農学部専用の広大な森がありました。
そこはカブトムシやクワガタが多くいる「宝の森」でした。

夜に兄たちに連れられ、森の中に入ると、
木の樹液にはカブトムシの他に凶暴な「スズメバチ」も混じっていました。

それでも構わず、私は「宝」を得る為に危険をおかしていました。
欲しいものの為に危険を省みない意気込み。
悪く言えば「無謀」ですが、 当時の私はとにかく夢中で、
スズメバチの恐怖を全く感じていませんでした。
(今考えると非常に危ないですが)

「虎穴にいらずんば虎子を得ず」

もはや当って砕けるしかなくなった日本代表も
この精神でブラジルにぶつかってほしいと思っております。

2006年6月21日(水) HiQ編集部


一重の差

日本中が結果を知っていると思いますが、
サッカーはまたもすっきりとした結果にはなりませんでした。

なかなか思うように結果が出ない時というのがありますが、
その原因はいったいどこにあるのでしょうか。
一度いやな状況に陥ってしまうと、
そこからなかなか抜け出せなくなってしまいがちですが
ひょんなことがブレイクスルーになることもあると思います。

その転換方法を身に付けることができれば、
人生の達人になることができるのですが、きっとむずかしいことでしょう。
とにかく残り1戦、悔いは残して欲しくないです。
勝て!

2006年6月19日(月) HiQ編集部


宝くじを当てるには?


サマージャンボの季節がもうすぐやってきます。

小学生のころ、この時期になると母はよく私にお金を渡して
「宝くじ買ってきてくれない?」と頼んできました。
多少面倒臭いのですが、
「れんばんでください」と窓口でお金を出して宝くじを受け取りさえすれば、
お駄賃としてマンガを一冊買っていいと言われれば、 いそいそと出かけます。

なぜ母は自分で行かないのか、深く考えたことはありませんでしたが
実はそこにはちゃんとした理由がありました。

私の買うくじは、結構当たっていたのです。
最高は10万円だったそうですが、あとは数万円の小当たりがぼちぼちと。
いつも連番で10枚でしたから、3000円で数万円のリターンは中々だったようです。

しかし不思議なことに、私がそのことを知ってからさっぱり当たらなくなってしまいました。
意識するようになったら、全くダメなのです。
意味が分からずに買って当てた、というのは割合聞く話で、
つい最近も、知り合いの60代の方が人生初のスクラッチで50万円を引き当てました。
ベテランの友達(一度も当てたことのない)に誘われて、何の気なしに買ったそうです。

「無欲」「何の気なし」「興味なし」

この条件にあてはまる人に、
今夏の運だめしを(そうと知らせずに!)お願いしてみるのはいかかでしょうか?

2006年6月16日(金) HiQ編集部


 

本勝負の難しさ


ハイQ読者さまのみなさまは当然ご存知の事なので、
あえて触れまいと思っておりましたが、、
やはりワールドカップの話しになってしまいました。

さて、日本は非常に厳しい状況に立たされたわけですが、
スポーツ紙の対応がガラリと変わりました…。


試合前「いけるぞ日本!ジーコサッカーの集大成!」
             
試合後「ヒディング采配完ぺき!!」

相変わらずの変わり身の早さです…。
負ければ叩かれるのは仕方ない事としても、
事前に持ち上げ過ぎな気がしてたのは私だけでしょうか。

サッカー解説や評論家もいろいろ語っていますが、
あの方々も ワールドカップに出た事はありません。

つまり日本のサッカーは
W杯を経験した今の世代を基点にして
あらゆる面からも
世界標準へと生まれ変わりつつあるのだと思うわけですが、
みなさまはいかがお考えでしょうか。

2006年6月14日(水) HiQ編集部


勝敗の行方は…

いよいよ今夜、W杯日本代表の初戦となります。
日本中の大部分の方が注目しているのではないでしょうか。
かくいう私はニワカサッカーファンで、知っている選手は
中田ヒデ・俊輔・ロナウジーニョ・ジダン・ベッカム…など有名な選手に限られますが、
競技種目はなんにせよ、「一流」のアスリートの動きは美しく、見ていて飽きません。

これからしばらくは世界中が
直径わずか22cmの球の行方に一喜一憂する日々が続くのでしょう。

さて、先ずは今夜の日本戦の行方に注目です!


2006年6月12日(月) HiQ編集部


ホコリで死なぬがカビで死ぬ

関東地方も梅雨入り間近との予報があちこちで聞かれる季節になってまいりました。
梅雨の季節はカビの季節。
食べ物やら家具やらに、こまめなチェックがかかせません。
「ホコリで人は死なないよ」と私も時折言い訳してしまいますが、カビでは死にます。
最近読んだ本にあったのですが、
昭和30年代、英国で大量の七面鳥が原因不明の死をとげる事件があり、
その時の犯人はなんとカビ。
七面鳥の飼料に使われていたピーナッツミールに付着していたものでした。
「アフラトキシン」というこのカビは、コウジカビの仲間なのですが
幸い醤油や味噌を作る際のコウジカビとは別物です。

日本の土壌ではこの猛毒カビが発生する余地はほとんどないそうですが、
過去には輸入食品(特に乾物類)にこのカビが検出されたこともあるそうです。
この毒は加熱調理によって死滅することもないため、
現在では厳密な汚染検査が行われるようになりました。

「アフラトキシン」はこうして指名手配の悪カビくんとなり、
見つけ次第お縄なわけですが、
実はこの他にも蓄積されることによって毒性を発揮するカビは存在しています。
豊岡先生も残り物を食べないように、とおっしゃられていますが、
こんなところにも通じる話かもしれません。


2006年6月9日(金) HiQ編集部


我慢や忍耐

先日、某電鉄の改札で
キップを出さずに改札を通り過ぎようとした男性を呼び止め、
事務所で事情を聞いたところ、男性が立腹し、
駅員にツバをかけ暴言を浴びせてしまい、
あろうことか駅員がその男性を殴ってしまうという事件がありました。

その事件を聞いた翌日、
都内の駅前を出勤中に議員の演説が聞こえてきました。
「今の中学校は1クラス40人、
暑い中クーラーも無しに勉強させられています。
この状況でどうやって成績が上げられるというんでしょうか。」

冒頭の駅員はここ一番の我慢ができなかったのでしょうか。

そして、学校の成績とクーラーは関係あるんでしょうか…。

我慢できるところは我慢していきたいものだと考えさせられました。

2006年6月7日(水) HiQ編集部


記録的

新聞によると5月の日照時間は観測史上記録的な少なさだったそうです。
本当に先月は青空を見た記憶が数えるほどしかありませんでした。

このまま梅雨に入ってしまうと、
ますます青空を目にする機会が少なくなってしまいます。
明日は晴れるでしょうか。

雨で外に出るのが億劫な日は
普段はごらんにならない所もじっくりご覧になって下さい。
でも、この欄をご覧の方は隅々まで見て下さる、ありがたい方だと思いますが。

2006年6月5日(月) HiQ編集部


チケットがない!?

前回に続いて、ワールドカップにまつわるチケット騒動が持ち上がりました。
楽しみにしていたファンの方には、本当に残念な話です。
チケットが無いのですから、ツアー料金の払い戻しは当然ですが、
楽しみにしていた気持ちのしぼみようは、お金では補えません。

こういった「約束」を反古にされるのはつらいものです。

私が子供のころ、かのルービックキューブが爆発的に流行っていました。
私も欲しくてたまらず母にねだったところ、
「一週間お手伝いをしたら買ってあげる」ということになり、
玄関掃除と当時飼っていた犬の散歩を、何とかやり遂げました。
そして約束の日・・・

働いていた母の帰りを今か今かと待って、やっと母が玄関に入ってきた時、
あるはずのおもちゃ屋さんの袋がありません。
母に訪ねると「仕事がたてこんでヒマがなかったから、明日ね。」と答えました。
すると、それを聞いていた父はものすごい剣幕で母を叱り飛ばしました。
「した約束は必ず守れ。相手は期待して待っているのだから」
と、それは今でもはっきり記憶残るくらいの激しさでした。
私はびっくりしましたが、
同時に悲しい気持ちをわかってくれた父にはとても感謝しました。

ツアー中止、本当に残念なことです。

2006年6月2日(金) HiQ編集部

2006年6月2日(金)〜2006年6月30日(金)

 
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