今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第3回
タイの株式市場から

タイの株式市場が開いているのは
月曜日〜金曜日、タイの現地時間では午前10時から12時半、
および14時半から16時半です。
この時間は、
日本の証券会社にも昔よくあったような電子ボードが
ちかちか点滅して株価が変わっていきます。
日本からインターネットの画面で見れば、
メインボードに上場されている391社の全取引が
画面を流れていきます。
日本との時差は2時間ありますので、
日本では調度お昼から画面を見てリアルタイム(即時)で
取引することになります。

海を隔てて遠く離れているはずなのに、
不思議なことができる時代になりました。
何か疑問がでれば、Eメールで問い合わせれば済みますし、
最悪はバンコックまで電話して解決することもできます。
(現在のところ日本語を話される営業員は多くありません)
たった、391社で時価総額約6兆円。証券会社数は36社です。
規模も小さいですが、株価の割安さも半端ではありません。
2003年3月現在では
タイ証券取引所のデータによると
株価収益率(PER)平均6.52(赤字企業を除く)、
株価純資産倍率(PBR)平均1.34、
配当利回り3.93%となっています。

株価は1バーツ以下(3円以下)から
上は200バーツ(約600円)程度まで。
(2003年4月現在)
3バーツや4バーツといっても決して倒産価格ではありません。
最近株式額面の分割が盛んで
額面1バーツ(約3円)となっている企業が増えているのです。
取引は100株単位です。
手数料は多くの証券会社は0.25%(最低50バーツ)です。

ですから、数千円もあれば取引ができてしまいます。
しかし、現地での大卒初任給が
1万バーツ(約3万円)あるかないかという国です。
日本とは、お金の価値が違います。
現地にて口座を開設するには
パスポートと収入印紙代30バーツが必要ですが、
簡単な手続きで終了します。郵送でも口座開設は可能です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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