今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第14回
株価ではなくデータを見る

こういう記事を書かせていただくのですから
私が株価に敏感であるのが当然と思われるでしょう。
しかし、私は株価には疎く、自分が調べている会社が
新高値をつけたことや安くなったことを
人から聞く場合が少なくありません。

これでは、損切りするタイミングがつかめなくて
いけないかとは思うのですが、それにしても
月に2度ほどもチェックをすれば充分ではないかと思っています。
逆に、毎日画面を眺めなくてはならないような
心理になるときこそ用心せねばならないと思います。

人の株式の売買を仕事にする人とか
株式投資が趣味で毎日話題にする人であれば
今、株価がいくらかは知っているのでしょう。
が、数割の上げ下げで売買しようというのでなければ
1日に株価が動く幅は限られていますし
企業業績は普通四半期単位で見ますから
株価を追う必要はそんなにないと思うのです。

株価を追う代わりに、やるべきことは
各国の調査と業界の調査、それから会社の調査と
大きく分けて3つあると思われます。
アジアは広いですから
すべての国の全ての会社を調べることは
とてもできません。
ですから優先度では各国の調査が1番目に来ます。

これは株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)、
売買回転率や経済成長率などいろいろです。
データはいつも正しいとは限りませんし、
データには現れない大切な変化もあるでしょう。
それらを見て、優先度を決めて
次の作業である業種や会社の調査をします。

そんな作業を続けていくと、
株式に詳しい人なら誰でも知っていることに
無関心であったり、人が気にとめないことが
問題であったりします。
これは視点が違うのですから
やむを得ないことと思っています。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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