今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第27回
日本の証券会社を通じての外国株の売買について

日本の旧大手の証券会社経由であれば、
世界の20以上の株式市場へ注文を出せます。
ただし、1銘柄で50万円相当以上から
引き受けるのが一般的なようですし、
手数料が数%かかりますので不便なのは否めません。

その証券会社での取引が日本株だけだった場合は、
外国株を購入するには従来の口座とは別に
「外国証券取引口座」を開設しなければならないでしょう。
また、口座維持手数料を請求する証券会社では
この「外国証券取引口座」の口座維持手数料も請求されるようです。

外国株取引は国内にはないリスクがあるため、
自己責任で注文がなされたことを確認するために
初回に外国株取引の「投資確認書」の提出を求められます。

ただ、証券会社が
「外国証券内容説明書」と呼ばれる投資家向けリポートを
作成している銘柄なら、説明書を受け取るだけで
投資確認書を提出する必要はないようです。
アジア株の取扱いをうたっている証券会社は
該当国の市場の全ての株式を扱う訳ではなく、
リポートを作成している銘柄だけを取扱う場合も多いようです。
 
購入した株券の保管は、
「保護預かり」を利用するのが原則です。
株券の名義は証券会社になりますが、
配当金の受け取りや株式分割などの手続きを
証券会社が案内してくれます。

株券を手元に置くと書留代や保険料がかかるうえ、
配当金の受け取りや増資などの
手続きを自分でしなければならず
手続きを忘れて不利益をこうむる可能性があります。
株券を売却したいと思っても株券の真偽確認などに時間がかかり、
すぐに売れないなどの可能性もあります。

いろいろな点で日本国内の証券会社は、
投資家のうっかりミスを救ってくれます。
ですから、
日本国内の証券会社は
アジア株投資の入門編としてとか
海外に多額の資産を置くのは不安だという方には
手数料の問題はさておき便利な存在です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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