今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第28回
病院が上場されている!?

タイでは、病院が上場されています。
メインボードで10社。
監理ポストも入れるともっと多くなります。
この中でも診療費が公立と比べて10倍にも及ぶという、
外国人向け高級病院について少しお話しましょう。

多くの外国人が
バンコックまで手術や治療を受けに来ます。
中東、日本、米国、台湾からの患者が多いです。
心臓外科手術のために米国人が来ます。
(費用は約30万バーツ程度とのことです)
視力矯正手術で日本人も来ます。
医師は米国留学者が多いので
かなり進んだ医療が受けられるのでしょう。
医療技術はシンガポールと同じ程度だとのこと。
豪華なホテルのような部屋や集中治療室を備え
日本人医師や通訳も待機しています。 

カシコーン・リサーチ・センター(KRC)によると、
2002年にタイ国内の私立病院を訪れた外国人患者は
63万人、外国人からの医業収入は120億バーツです。
同研究所によると、
タイ人中間所得層の患者は設備向上を図る国立病院に流れており、
私立病院各社は外国人誘致に期待しているということです。
タイの場合、政府は良いセールスマンなので
外国人をうまく呼び込んでいくでしょう。

投資を検討できる病院は多くありますが、
外国人が入院する高級病院となると、
バムルンラート病院(BH)、
バンコック病院(BGH)、
サミティウェート病院(SVH)となりますが、
バムルンラート病院は現在監理ポストにあり、
売買できません。

サミティウェート病院は流動性に乏しく、また
バンコック病院がこの病院の大株主となっていること
を考えるとバンコック病院に注目することになるのでしょうか。
しかし病院は地味な業種ですから
取引は多くありません。
あせらず、気長に株価を見ていくのがよいでしょう。

バンコック病院は、日本語のホームページもあり、
メールでお見舞いもできます。
参考(http://www.bangkokhospital.com)



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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