今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第119回
円の価値

私が最初にアジアの各地へ足を踏み入れた時には、
体ひとつ動かすだけでよいパック旅行でした。
観光地とお土産屋さんへ
引き回されるだけで疲れてしまいました。

それが、今度は自分の足で町を歩くとなると
パック旅行では気づかなかったことが
段々にわかってきます。
安いと思ったお土産屋さんは
実はたいそう高い値段がついていました。

円換算での金額は国によって異なりますが、
現地の安い食堂で食事をすれば50円〜300円程度。
高いと言われるシンガポールや香港でも
安い食堂は多くあります。
裏の市場で買った果物やお惣菜を
両手いっぱいに持って歩きながら考えれば、
数倍〜10倍位は違うのではないかと思います。

この感覚は人によっても違うのでしょう。
タイで1000バーツ札は日本円に換算すると約3000円なのですが
私は1万円札を持っているように感じます。
おそらく多くの現地の人はもっと価値があると思っているはずです。
単純作業の労働者の月収が
1万バーツ以下であることを考えれば、うなずける話でしょう。

購買力が等しくなるところで
為替が決まるという学説(購買力平価説)がありますが
現実は理論通りには行きません。
現在のところ、円は強い通貨です。
日本の貿易黒字が円の信用を高めていることと
日本から輸出されるものの付加価値が
高いからということになっているようです。

円が高い。
ですから、今、年金生活者が余裕を持って
フィリピンやタイで暮らすことが可能です。
この恩恵にうまく浴したいとは思いますが、
将来も充分な年金がいただけるのでしょうか?
円の価値も今のように高いのでしょうか?

そう考えると、
自分で老後の計画をちゃんと考えて
資産をうまく運用していかなければなりません。
アジアの発展もメニューの中に入れておく。
それが高度成長期の日本を客観的に観察して
われわれが工夫できる資産運用法だと思います。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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