今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第121回
アジア調査徒然話:バンコックで働く

「タイへでも行って働いてみようか」
そう考えられる人もおられるかもしれません。
若い人が人生修行をするつもりであれば、
それは良い経験になるでしょう。

それが、
家族を養う身であれば、ことは簡単ではありません。
水を注すつもりはありませんが
私がこの国を見て感じたことをお伝えしたいと思います。

現地では、月のお給料を1万バーツ(約3万円)も
もらっていない労働者が多くおられます。
現地の求人広告に応募する日本人であれば
実務経験者でも3万〜5万バーツも貰えれば良いほうでしょう。

それくらいの収入があれば現地の人々であれば充分暮らせますが、
日本に家族を残した日本人であればとても暮らせません。
また、日本へ帰るには、
2万バーツ弱の旅費がかかるという現実があります。

ちなみに、
現地では英語と簡単な日本語を操れる有能な新卒者を雇うことも
2万バーツも払えば不可能ではありません。
日本人が言葉もわからずに働きたいと言っても
そこには期待する賃金と能力の大きなギャップがあります。

よって、
安定的に貯蓄をすることが大切であれば、
日本で仕事を続けて支出を減らす努力をするのが
良いだろうというのが2003年の現実かと思います。
私の聞いた話では、
あるタイの男性と結婚した日本人の奥さんは
家の改築資金が必要になった時には
日本で旅館での住み込みの仕事を数ヶ月されていたそうです。

勤めるのではなく、
「事業をしてはどうか」というケースもあるでしょう。
しかし、日本でサラリーマンやエンジニアをやっていた人が
事業を始めるのでしたら、
よほど良いビジネスモデルを持っており、かつ
信頼できる人の助けを借りることなくしては危険かと思います。
会社を設立すれば、手間も費用も発生しますし
どの国でも実際調べてみないとわからない法律や関税があります。

若い人が修行をしたり、
ここで中高年がボランティアの仕事を探すことと
家族が日本で生活できるような
高賃金の職を探すことでは事情が異なります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ 2003年10月27日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ