今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第148回
すばらしい企業と投資に値する企業

すでに高い株価がついていたり、
競争相手が多い事業を行う企業への投資は
慎重に考える必要があります。

株価収益率(PER)という物差しは
株価がその企業の年間利益の何倍にあたるのかを見るものです。
例えば、今PER10倍で
今後も収益力は増す一方であれば7、8年も待たずに
企業は今の株価分くらいの金額は儲けてしまうかもしれません。

株価純資産倍率(PBR)という物差しは
株価が一株あたりの純資産の何倍かを現します。
たとえばこれが0.8倍であれば
企業が解散すれば請求できる価値よりも割安です。

そんなふうにPERやPBRは、株価の割安さを見るのに役に立ちます。
世間での評価の高い企業でも
調べてみるとPERやPBRがすごく高い場合があります。
その場合は
それを補う成長性があるのかを再度考えればよいのです。

また、データが万能でないことも知っておかねばなりません。
例えば、PERは高くても
配当を出し惜しみする企業であれば魅力は薄れます。
また、その会計期だけの特別の利益だったり
粉飾決算の結果であれば正しい収益力を表示しません。

PBRで言えば、会社を私物化する経営であったり、
その国の法律が労働者保護に行き過ぎていたりすれば
赤字が続いたら資産は解散までにしゃぶりつくされてしまいます。
また、従業員の退職金の引き当てが不十分であったり
焦げ付きを非連結会社に飛ばしていたりすれば
これも正しくは実態を表示しません。

証券取引委員会の権限が強い国や
会計制度が優れている国は投資にはふさわしいですが、
それでも実態を正確に見るのはなかなか難しいことです。

投資に値する企業を探すには
人通りの多い場所をウィンドウ・ショッピングして
歩くのでは見つけにくいものです。
いろいろな場所を根気よく歩いて、
商品を買うときに表裏をよく確かめるような細心さが要ります。
大雪の日に「今日は客が少なくて安売りしているかもしれない」
と市場へ魚を買いに行くような
努力や根気に例えられるかもしれません。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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