至福の一皿を求めて おいしさの裏側にある話

第12回
ワイングラスで、ワインが変わる

田崎真也氏が「世界最優秀ソムリエコンクール」で
日本人として初めて優勝したのは1995年。
ちょうどその頃
あの、本格的なワインブームが押し寄せ
あっと言う間に
日本人の口が葡萄色に染まっていきました。

フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、
チリ、カリフォルニアからアルゼンチンや南アフリカ、
オーストラリアにニュージーランドまで
私たちは今やさまざまな国のワインを知り、
葡萄の品種による違いも愉しんでいます。
でもグラスによってワインの味が変わることを
まだ知らない人も多いのではないでしょうか。

家庭でワインを楽しむとき
ワイングラスはどんなものを使っていますか?
私はリーデル社のグラスです。
一度お仕事をさせていただいたのですが
じつはその前から愛用していました。

リーデル社のグラスには、たとえば
ブルゴーニュなどに合う形、ボルドーなどに合う形など
ボウル(ワインを入れる部分)の形に
いろんなバリエーションがあって
それぞれのワインの良さを引き出すよう
計算されています。

形によって、香りの膨らみ方、立ち上り方、
舌の上にワインが落ちる位置や
ワインの流れ方が変わり、
それによって酸味・甘みなど味覚の感じ方が
全然違ってくるのです。
それはワイン・テイスティングならぬ、
グラス・テイスティングをしてみれば
目から鱗ものにわかります。
同じワインをいろんなグラスで試してみると
うーん、不思議!
香りが違ったり、酸っぱかったり。
なんで〜ッ?と叫ばずにいられません。

グラス・テイスティングは
東京・青山の『リーデル・ワイン・ブティック』で
有料で体験できます。
べつに回し者じゃないんですけど(笑)

でも、全種類揃える必要はないんですよ。
自分が好きなワインのタイプに合わせて
1種類でもぴったりのグラスを持っていればいい。
それだけでも、いつものワインが
グンとおいしくなるのだからおトクでしょ。


■リーデル・ワイン・ブティック
東京都港区南青山1-1-1 青山ツインタワー東館1階


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