至福の一皿を求めて おいしさの裏側にある話

第116回
休日にシャンパン・ブランチを

「とてもいい休日ブランチがあるんですよ」
と、あるご夫婦に教えてもらった
『シノワ渋谷』のシャンパン・ブランチ。

数種類のアペタイザー(前菜)、アントレ(主菜)、
デザートから一皿ずつ選び、カフェ、
それに
グラスシャンパンがついて、3,800円(税サ込)。
さらに
白、赤のグラスワインつきのコースは
お代わりもできて、5,500円。
ちょっと驚きです。
あの『シノワ』のシャンパンやワインが
この価格でゆっくり飲めるなんて。

『シノワ』は、ソムリエの後藤聡さんが
ワイン大ブームの兆しが見え始めた1995年に
銀座店をオープンし、ワインバーの先駆けとなったお店。
当時から
上質なワインと料理、真っ当なサービスで
ちょっと背筋の伸びる大人のバーでした。

その2号店が『シノワ渋谷』です。
銀座の丁寧なサービスはそのままに
とにかく天井が高く、気持ちのいい空間。
シノワズリ(中国趣味、ひいては東洋的という意味で)の
インテリアも華やかさを添えています。
渋谷のコギャルとすれ違いながらも
ビルの8階へ行ってしまえば、そこは別世界というわけです。

遅く起きた休日に、さっそく行ってみました。
もちろん5,500円のコースです。
前菜には
利根川産の稚鮎や野菜を使ったエスカベッシュ、
主菜には
「実山椒入りブールノワゼットソース」が気になった
黒豚ロース肉のムニエルをチョイス。

主役のシャンパンは
ペールオレンジの色をしたロゼシャンパン(5月まで)。
ワインは「フリードリンク」ですが、
正確に言えば
料理の進み具合に合わせて
白・赤各2種類ずつ、計4種類が注がれます。
もちろんその度に
合う形のグラスに変えてくれ、お代わりもOKです。
この日は、順番に
シャトー・レイノン2002(ボルドー/白)、
マコン・ピエールクロ2001(ブルゴーニュ/白)、
ブルゴーニュ・ルージュ ルイ・ジャド2000
(ブルゴーニュ/赤)、
ミッシェル・ラロッシュ2000(ラングドック/赤)
という進み具合。

4種類(シャンパンを入れたら5種類)も味わえて、
お代わりまでするもんだから
さすがにその後は、ぽわ〜んとしてしまいます。
でも
たまには買い物も映画も、お掃除も放り出して
ゆっくりのんびり、
ぽ〜っとした休日を過ごすのもいいものです。

※シャンパン・ブランチは、土・日・祝日のみ
12〜16時30分(ラストオーダーは15時)


■Chinois-shibuya(シノワ渋谷)
東京都宇田川町28-4 A2 Bldg.8F TEL 03-5457-2412
URL http://www.chinois-gr.com


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2004年5月31日(月)

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