第35回
まめな人になりたい

あなたの周りにもいませんか？
「まめな人」が。
「まめ」を辞書で調べましたら、「忠実」という意味でした。
他には「労をおしまず行うこと」って書いてありました。
今までは、豆みたいに細やかに小さい事も行うから
「まめ」というのだと思っていました。

調べてみて、「労を惜しまず行うこと」って
ピッタリだなと思いました。
まめな人は、お誕生日や記念日などを必ず覚えていてくれて、
カードやお祝い、もしくはメールなどをこまめに送ってくれます。
また、特に用事がなくても近況をお知らせしてくれたり、
季節のご挨拶状をくれたり、日頃連絡を取り合うことが少なく
なってしまった学生時代の会合を仕切ってくれたりと
本当に労を惜しまず働いてくれます。
そんなまめな人に何かしてもらうと、私は心の底から
「なんて偉いんだ！」って感心してしまいます。

まめな人をよく観察していると、自分のメモ帳などに
買い物リスト、やる事リスト、読みたい本、行きたいレストラン
等が細々と書かれており、用事が済んだものは傍線などで
リストから消されています。

お片づけがまめな人もいますね。
タンスの中も冬物夏物がきっちりと整理されており、
アイロンのかかったハンカチも色で揃えてしまってあったり、
下着類も洗ったものから引き出しの奥にしまい、
手前に元から入っていた下着を持ってきて、
使用頻度が偏らないように気を使っています。

特に強力なまめな人は、恋愛に対してまめな人です。
常にデートの下調べをして喜ばせてくれたり、
デートからの帰り道、ちょっと淋しくなった時間に
電話してくれたり。
好きなものや興味のある事を覚えていてくれて、
それに関する情報を提供してくれたり、人を紹介してくれたり。

まめな人が側にいてくれると、本当にありがたいです。
まめな人は忠実な人ですから大切にしましょう。

ところで、私は究極にまめな人を発見してしまいました。
お掃除、家計簿、収納、お料理など家事の一切合切を
本にまとめた町田貞子さんという方で、
今風に言えば主婦のカリスマみたいな女性です。
「暮し上手の家事ノート」
「続、暮し上手の家事ノート」
という本が有名です。
読んでいただければ分かりますが、
脱帽する位まめに家事全般が書かれているので役立ちます。
まめ万歳！